看護医療系にも強い！ 1年次から始まる進路実現への道

インターエデュ（以下、エデュ）：日体大桜華の進路指導には、どんな特徴がありますか？

齊藤先生：模擬試験の結果を踏まえて進路面談を実施し、職業ガイダンスや学部別模擬授業体験、進路相談会など、大学をはじめとする上級学校の方にお越しいただき、校内でお話をいただく機会を多く設けています。
また、「総合的な探究の時間」も独自の取り組みの一つです。将来、自分らしい生き方を実現するために何をするべきか調べ、話し合い、発表することを通して、自分の進路実現能力を高めていきます。キャリア教育のためだけの時間を、しっかりと確保しているのが特徴ですね。

エデュ：高い進路決定率を誇る理由を教えてください。

齊藤先生：1年次から定期的に行う進路面談によって、生徒たちが自らの希望進路を早くから意識し、そこに向かって努力できることが一番の理由ではないかと感じます。

エデュ：進路決定率97.7％の内訳はどのようになっていますか？

齊藤先生：日体大に進学するのは全体の1割ほどで、実は看護医療保健分野（約14％）、幼児・保育教育分野（約15％）への進学率が高いのです。過去5年間の進学者数は、看護医療保健分野に128名、幼児・保育教育分野に142名、体育・スポーツ分野に85名となっています。

エデュ：看護医療、保育系への進学率が高いのはなぜでしょうか？

齊藤先生：「看護医療系理科」や「子どもの発達と保育」といった選択授業を設定するなど、学校としても力を入れています。入学当初はやはり体育・スポーツ分野に関心がある生徒が多い印象ですが、本校で過ごす中で「人を支えることのできる人になりたい」という思いが芽生え、看護医療、保育系に進学する生徒がたくさんいます。

エデュ：日体大桜華のキャリア教育の中で、特に生徒たちに人気の取り組みは何ですか？

齊藤先生：学部別模擬授業体験が最も人気です。「やっぱりこの分野に進学したい」という生徒もいれば、「思っていたイメージと違った」という生徒もいますが、どちらも大切な気づきです。また、大学キャンパス訪問も生徒の反応がいいですね。実際にキャンパス内の雰囲気を感じ、大学生と接点を持てることも、生徒たちにとってよい刺激になっているようです。