発信力を鍛える!大宮開成のオンライン英会話授業に密着
inter-edu’s eye
発信力を鍛えグローバル人材の育成に力を入れている大宮開成中学校・高等学校(以下、大宮開成)。大宮開成の先進的な教育の中で今回は英語に注目。英語を「読む」「聞く」に留まらず「話す」「書く」力を養うために2017年度より中学2年生を対象に導入した「オンライン英会話授業」について授業のようすを取材、英語科の先生にインタビューしました。
「話す」「書く」力が身につく「オンライン英会話授業」
2017年秋から中学2年生を対象に始まったオンラインによる1対1の英会話授業。オンライン英会話を導入した理由や生徒の反応について担当の佐藤先生に話をうかがいました。
インターエデュ(以下、エデュ):オンライン英会話の授業の概要を教えてください。
佐藤先生:中学2年生を対象に毎週土曜日、インターネット回線をフィリピン・セブ島にある語学学校につなぎオンライン上でマンツーマンの英会話を行っています。専用のテキストを使い会話をしながら文法を確認したり表現を学んだりしています。
エデュ:オンライン英会話授業を導入した理由を教えてください。
佐藤先生:もともと、毎週土曜は中1から高1までネイティブの先生による英会話の授業を行っていました。ただ1対多数の授業になるので生徒一人ひとりの話す時間が限られていました。そこで、話す機会を増やすためにオンライン英会話を導入しました。ある程度文法や表現を学んだ中2が対象です。
エデュ:生徒たちの反応はいかがですか。
佐藤先生:始める前は、恥ずかしくて話せない生徒がいるのではないかと心配していたのですが、積極的に話して楽しんでいるようです。自分から会話を広げている生徒もいますね。
エデュ:授業を通して、生徒にどのような力を身につけてほしいですか。
佐藤先生:英語を話すことに対しての抵抗感をなくし、自分の意見を表現する力や話す力を養ってほしいと考えています。1対1なのでスピーキングの強化につながればと思います。
エデュ:オンライン英会話を導入してから生徒に変化はありましたか。
佐藤先生:興味・関心が高まっていますし、英語を話すことに対して前向きになっていると感じます。これからもオンライン英会話だけでなく通常の授業も併せて英語教育をより充実させていきたいですね。
マンツーマンでの英会話 実際の授業に密着
授業を終えて生徒はどのような感想を持ったのでしょうか。中2のAくんとOさんに話を聞きました。
エデュ:始める前に不安はありませんでしたか。
Aくん:1対1で英語を話すのは初めてだったのですが、不安というよりは楽しみの方が大きかったです。
Oさん:初めは緊張しました。
エデュ:実際に授業を受けてみてどう感じましたか。
Aくん:思ったとおり面白いです。顔を見て自分の思いを伝えられるのは楽しいです。
Oさん:私も初めての経験ですが楽しいです。
エデュ:授業を受けてからの変化や授業を通して学んだことはありますか。
Aくん:授業を受けてから英語を話すことに対して抵抗なく、家でも話すようになりました。
Oさん:コミュニケーションの重要性を学んだと思います。変化としては発音が改善されたと思います。
編集者から見たポイント
ネイティブの先生による英会話の授業など、これまで積極的に英語教育の充実を進めてきた大宮開成。オンライン英会話で楽しそうに話す生徒たちを取材して英語を話そうとする意欲が非常に高いと感じました。「話す力」「聞く力」に加え、大宮開成では通常の授業で「書く力」「読む力」もしっかりと身に付けるようフォローしています。2020年の大学入試改革を見据えた英語教育が大宮開成にあります。今後、生徒たちがどのように成長していくのか楽しみです。
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