英検・GTEC合格実績が上昇中!日大櫻丘が英語に強い理由
inter-edu’s eye
「櫻イノベーション」と称する学校改革プランを掲げ、常に進化し続けている日本大学櫻丘高等学校(以下、日大櫻丘)。今回は、櫻イノベーションの5本柱の一つ「グローバル教育×ダイバーシティー」の一環として実施されている、英検・GTECの全員受検に注目。英語科主任の土屋友香子先生にお話をうかがい、英検・GTEC全員受検の目的や詳細、そして合格実績上昇の理由に迫ります。
英検・GTECは将来に活かせる一生の財産
英語教育に力を入れている日大櫻丘。まずは、英語教育の特徴や「英検・GTECの全員受検」の概要について、土屋先生に教えていただきました。
英検や英会話授業などでアウトプットを重視
最初に、日大櫻丘の英語教育の特徴について教えてください。
土屋先生英語4技能をバランスよく身につけ、実践で使える英語力の習得を目指して指導しています。具体的な特徴としては、インプットだけでなく授業内でのアウトプットを重視し、自分の意見を他者に伝える機会を多く設けています。英会話の授業は少人数で行い、常勤する5名のネイティブ教員(ALT)が担当。生徒たちと活発にやりとりし、その場で臨機応変に考えながら英語を話す訓練をしています。また、英検の取得にも力を入れており、全生徒が一斉に受検する「英検・GTEC全員受検」を実施しているのも本校の大きな特徴です。
「英検・GTEC全員受検」とは、具体的にどのような取り組みなのでしょうか。
土屋先生1年次終了までに英検準2級、2年次終了までに英検2級を取得することを目標に、年に2回、学校での英検団体受検を行っています。1学期は希望者を対象にしていますが、3学期には1・2年生全員と3年生の希望者が受検します。GTECは毎年11月に、全学年が全員受検しています。
生徒たちが持つ高い英語力を、英検・GTECで底上げ
英検・GTECを全員で受検する目的を教えてください。
土屋先生英検は資格として残るため将来に役立ちますし、成績によっては大学入試にも大いに活かすことができます。一方、GTECは検定版ではなくアセスメント版を受検するので資格としては活用できませんが、英語の4技能のなかで得意・不得意分野を見つけ、英検や各種試験への指導につなげることを目的としています。
英検の平均合格率(過去数年間)
1年生 | 2年生 | 3年生 | |
---|---|---|---|
2級 | 12.7% | 10% | 12% |
準2級 | 42% | 29% | 16.7% |
日大櫻丘の生徒たちは英検、GTECともに高い合格実績を誇っていますが、その理由をどのように分析されていますか。
土屋先生入学時にすでに英検準2級を取得している生徒も多く、英語のレベルが全体的に高い傾向にあります。年度別に見ると2018年度の合格者数が特に多いのですが、これはその年の入学生から本校の入試制度が大きく変わったことにより(ほかの私立学校との併願可、一般入試B日程の追加)、入学生のレベルが高まっているからだと考えています。
櫻イノベーションとは?
日大櫻丘が2018年に立ち上げた学校改革プラン。英語4技能とコミュニケーション能力を高める「グローバル教育×ダイバーシティー」、考察力や思考力を養い課題解決力を身につける「クリティカルシンキング×プレゼンテーションリテラシー」、主体的かつ双方向の学びを推進する「アクティブラーニング×ICT教育」、日本大学付属校のメリットを活かした「体験型高大連携教育×サイエンスリテラシー」の4つの柱に加え、2022年度より新たな5段階評価制度「ルーブリック評価×PDCA」を5つめの柱として設定し、「櫻イノベーション セカンドステージ」としてさらなる進化を遂げています。
みんなでやるから頑張れる!全員受検の強みとは
生徒全員での英検・GTEC受検には、どのような利点があるのでしょうか。また、英検やGTEC、そして「櫻イノベーション」に対する生徒たちの向き合い方に迫ります。
英検・GTECを全員が受検するメリットを教えてください。
土屋先生最大のメリットは、教員によるバックアップ体制が整っていることです。筆記対策はもちろん2次試験の面接対策にも対応しており、成績も学校で管理して面談などに活かしています。GTECは英検の検定日に合わせて数年ごとに実施時期を見直し、英検へ前向きに備えるためのプロセスとして活用します。また、学校行事のような意識で受検することになるので、「みんなで英語学習に励もう」という雰囲気が生まれているのも大きな利点だと思います。
「櫻イノベーション」以前に比べ、英検・GTECに対する生徒たちの意識は変わりましたか。
土屋先生英検・GTECの全員受検は「櫻イノベーション」以前から取り組んでいるので、生徒たちにとっては学校行事の一つとして根づいているようです。また、近年の大学入試改革に伴い、以前に増して積極的に取り組む生徒が増えてきました。中にはかなりの高スコアを自ら目標に掲げて挑戦する生徒もいるほどです。「櫻イノベーション」に代表されるように本校は時代に合わせて変化を続けており、生徒たちもしっかりとついてきてくれています。
英語力を武器に、自信を持って大学入試に挑戦
英語教育における今後の目標や展望について、土屋先生にお聞きしました。
英検・GTECについて、今後の目標を教えてください。
土屋先生大学入試に自信を持って臨めるよう、2年次での英検2級合格者を増やしていきたいです。他大学入試においては、英検による優遇での合格者を出したいと考えています。日大櫻丘で培った英語力を自信に変えて大学受験に挑んでほしいですね。
今後、「櫻イノベーション」の英語教育をどのように進化させていきたいですか。
土屋先生グローバルマインドを育てるには、多種多様な文化に触れて見分を広めることが大切です。生徒たちには、英語はそのための手段の一つだという意識を持ってもらえるよう、さまざまな異文化体験ができる機会を確保していきたいと考えています。
日大櫻丘で夢を叶える力をつける
最後に、日大櫻丘の受験を考えている皆さんへメッセージをいただきました。
土屋先生本校入学を一つの通過点として考え、将来はどのような自分になりたいのか、そのためには高校で何をすべきなのか、長い目で自分を見つめてください。英検やGTECなどの資格試験の勉強で身につけた力は、大学入試に役立つのはもちろん、卒業後は世界に羽ばたくグローバル人材として活躍するためのスキルと自信につながります。本校では、生徒と教員全員で英検・GTECに挑戦していきますので、きっと皆さんの将来につながるはずです。
編集後記
入学時からすでに優れた英語力を持つ日大櫻丘の生徒たちですが、櫻イノベーションの一環である「英検・GTECの全員受験」によって、ますます英語力が向上しています。その背景には、GTECの結果や普段の授業の様子をもとに、生徒一人ひとりに的確なアドバイスをし、導いてくれる先生方の高い指導力があります。日大櫻丘の英語教育が気になる方は、ぜひ一度説明会へ足を運んでみてください。
オンライン学校説明会(令和4年度(過年度)入試用)
イベント名 | 内容 |
---|---|
オンライン学校説明会[第1弾] | 大木学校長インタビュー |
オンライン学校説明会[第2弾] | 松井教頭による質疑応答 |
オンライン学校説明会[第3弾] | 令和4年度 入試概要 |
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