inter-edu’s eye

グローバル化が急速に進展する時代の中で、英語教育を強化し、異文化に触れる多彩な機会を設けている、桜丘中学・高等学校。今回は、海外研修に焦点を充て、中高で行われる研修プログラムの詳細をご紹介します。

中高6年間における海外研修のねらい

グローバルな視点とともに、キャリア教育にも重点を置く同校ならではの海外研修プログラムが、中高6年間を通して行われています。
生徒たちには、どのように成長していくことを期待しているのか、先生にうかがいました。

グローバル人材の育成を目指す

グローバル人材の育成を目指す

本校がめざす「グローバル人材」とは、校訓である『勤労と創造』の二つを具現化した人材です。

生徒には日々の生活を大切にしながら、社会貢献ができるよう、世の中の動きには常に興味を持ってもらいたいです。
また、自分の歩むべき道を見出して、将来を切り拓く逞しさと優しさを兼ね備えていってほしいと思っています。
そして何かを複数で協力してやる際には、目的に向かって主体的に関われる人に成長することを期待しています。

海外体験が、キャリア選択に大きな影響もたらす

中高の6年間で海外に出ていく機会が増えることにより、日本文化を身近に感じることができるようになります。そして自分の目で世界を見て、肌で感じることで、学校の授業だけではわからない新たな発見があるはずです。

また、つたないながらも一生懸命に「英語を使う」ことで、思いが伝わる感動を体感する事ができます。これは中高生にとってインパクトがある貴重な経験となり、キャリア選択においても確実に影響をもたらすことでしょう。

グローバル人材育成における教育目標とは? ≫

中学校:オーストラリア研修

フォロー体制も万全、「身になる」海外研修!

中学3年の3月に「オーストラリア研修」が、8泊9日の9日間の日程で行われます。初めての海外生活という生徒も多く、不安はつのるものですが、一方で生徒たちにとっては最大級に楽しみなイベントでもあるでしょう。

生徒たちが有意義な時間を過ごせるよう、先生方はどのようなフォローで万全を期しているのでしょうか。

ホストファミリーとの初対面

Q:  研修中の 生徒たちの様子はいかがですか?
A: ホストファミリーとの初対面の時には、かなり緊張した様子ですが、帰国の際には、涙のお別れがそこかしこで見られるくらいに、よい時間を過ごしているようです。日にちが経つにつれて、生徒たちがホームステイ先の方々と打ち解けて行っている様子は、毎朝の登校してくる様子で実感しています。

Q:  海外研修のフォロー体制はどのようなものですか?
A: 事前準備をしっかりと行っています。ホスト先での自己紹介のため、一人1冊「My File」を作ります。そこに自分の家族、趣味、学校のこと、日本の文化、好きなこと等について、英語で紹介し、生徒は自分のそれを見ながら、ホストファミリーとのコミュニケーションを取っていきます。加えて、渡航前には、Native English Teachers主導で2泊3日の「English Camp」が行われ、生徒たちは英語漬けの日々を過ごすため、英語に対する不安感もかなり減っていくようです。そのお陰で、滞在中はほぼ問題なく過ごせています。

オーストラリア研修の様子

Q:  海外研修をどう活かしてもらいたいですか?
A: 英語が自分の気持ちを伝えるために重要なツールであることを意識して学習していってもらいたいです。また、本校には姉妹校からの留学生も多く訪問してくれるので、そういった留学生のホストファミリーとなり、相互交流もしてもらいたいと思います。そして、将来的には、自分のキャリア選択においてこの経験を活かしてもらいたいです。

生徒からのコメント

日本にいる時は、自分が何をしなくても、物事が進んでいきましたが、オーストラリアでは、自分でやらないと、身の回りのことだけでなく、勉強も整わないので、自らやっていこうという気持ちが育ちました。また、ホストファミリーとの会話をせざるを得ない状況でしたので、自ら会話をしようという努力をしているうちに、怖れず、物事に取り組めるようになりました。価値観の多様性に気づいたので、自分の考えにとらわれず、他にも目を向けられるようになりました。

他にも多彩な行事がいっぱい! ≫

高校:姉妹校留学

留学生受け入れで、異文化に触れる体験を

留学生を受け入れることで異文化に触れることができる

桜丘中学・高等学校では、海外の姉妹校から留学生を受け入れています。これは、日本にいながらにして異文化に触れることができる絶好のチャンスです。留学生が母国と比較して驚いたことや、言葉や文化が異なるにも関わらず、共通点があることを知るのは、海外へ留学したときにも活きてきます。

姉妹校訪問・留学で磨かれる「グローバル人材」としての資質

姉妹校留学で磨かれる力

高校2年の「姉妹校訪問」では1週間、高校1・2年の「姉妹校留学」では3~10週間に渡り、アメリカやオーストラリアの姉妹校の生徒の家庭にホームステイをしながら、海外で高校生活を送ります。その間の日本語の授業では、生徒が先生として活躍できる場面もあります。留学では引率教員がつかないため、語学力のみならず、判断力や積極性、問題解決力などが磨かれます。

生徒からのコメント

・留学を通してたくさんの貴重な体験をすることができました。自分にとっての一生の財産になったと思います。近い将来、アメリカの友達と再開した時には、前回うまく言葉にできなかった感謝の気持ちを伝えられるよう、一層英語の学習に励んでいきたいです。

・アメリカでの自由は各自がやりたいことや目標を持ち、それに突き進むためにあるのかなと。誰もが国を誇りに思い、愛している、そんな国『アメリカ』の世界観に触れることができました。留学の思い出は糧となり、これからも私の中で生き続けていくと思います。

希望者にはさらにセブ英語研修!

また、希望者対象の「セブ英語研修」では、毎日6時間の個人レッスンに、3時間の集団レッスンと、英語集中特訓が組まれています。そして、シンガポール研修旅行では、英語を駆使しての現地校との交流や、日本企業を訪問する機会があります。

このようにさまざまな英語プログラムが用意されていますが、生徒たちは本物の英語や、異文化に触れることで、世界に目を向けたキャリアも描くことができるでしょう。さらにCreative Leadres Class(CLクラス)では、英語力の強化と国際人として活躍できる土台作りの授業が用意されています。

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イベント日程

インターナショナルな雰囲気を実際に目で見て、そして感じてください。
留学カリキュラム、授業、部活動など、わからないことは先生や生徒の方々に聞いてみるのがおすすめです。

イベント名 実施日 時間
給食試食会 6月18日(日) 10:00~12:00
図書館体験 7月15日(土) 14:00~16:00
部活動体験 8月6日(日) 10:00~12:00
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