inter-edu’s eye
前回に引き続き、各教科の先生に、指導に当たって心掛けていることや、白梅学園清修中学校・中高一貫部（以下、清修）ならではの取り組みについてお話しを聞きました。今回は、英語と社会を担当する先生お二人の登場です。
“清修らしさ”を感じられる教科学習
各教科共通の特徴は、中高一貫教育を通して、生徒自身のペースで学習できることです。国語の論文執筆や、英語の総合運用能力の育成など、受験勉強だけではなく、将来社会で役に立つ教育を実践しています。また、すべての教科で電子黒板やパソコンを取り入れた授業を展開。それぞれの教科別に工夫を凝らした授業で、生徒の学習意欲を高めます。
さらに、中学1年次から3年次にかけて、ネイティブの先生による英語の授業が週5時間あるほか、海外研修など“生きた英語”を学ぶ機会を作っているのも、清修の大きな特色です。
英語に限らず、少人数指導で一人ひとりの理解に応じた授業を実現。きめ細やかな指導で生徒の能力を最大限に伸ばします。
先生方に聞きました！「少人数制だからこそ出来る授業」
英語・社会の特徴
国語・数学・理科それぞれの先生方から授業についての特徴や取り組みを紹介してもらった前編に引き続き、英語と社会の2教科について、先生方にお聞きしました。
◆英語科の先生
まずは読む・書く・話すことの楽しさを知り、海外に対して興味を持ってもらえるような授業を心がけており、そのうえで基礎の定着を図り、大学受験に対応可能な応用力を身につけられるよう指導しています。週に1、2回、授業の最初に小テストを行い、繰り返し学習する環境を作っています。
授業では、ペアワークを取り入れたり、音読したりするなど、恥ずかしがらずに英語を話せる環境が大事だと考えています。また、授業時間を増やしたり、試験前の課題としてネイティブの先生と関わる機会を増やすなどの工夫を取り入れています。
～英語独自の取り組みは？～
受験科目としての「英語の得点力」を強化するとともに、コミュニケーション力や英文読解力を修得して、英語を耳と目で吸収し、発信力に変える「英語総合運用能力」の獲得を目指します。
■中学校のグローバル教育
～英語宿泊研修～
国内の宿泊施設で、英語によるアクティビティや英国研修の基本情報収集、社会問題について英語でのスピーチ・議論を行います。
～ENGLISH EXPO～
英語でスピーチしたり、ミュージカルや劇を披露する「英語の祭典」として、ゲームを取り入れたりするなど、保護者も一緒に楽しめるイベントを開催します。
～英国研修～
2年次には、英国でのサマースクールに2週間参加する海外研修を実施します。英語によるコミュニケーションの大切さを学ぶだけでなく、寮生活での健康管理などを通して、大きく成長するチャンスです。
◆社会科の先生
社会というと、昔のことを学ぶイメージがあるかと思いますが、歴史の事象には必ず因果関係があります。歴史を学びながら、将来の世の中が一体どうなるかを考えるのが、教科としての社会を学ぶ意義だと考えています。多くの気付きと視点を通して、これから先のことを想像・創造してほしいと願っています。
授業では、文化史を大事にしています。最初に絵画や彫刻を提示した後で、それらの時代背景を説明すると、作品に込められたメッセージを読み解くことができます。社会を学ぶ入口として効果的ではないかと考えています。
～社会独自の取り組みは？～
歴史・地理・公民の3分野とも、中学校課程で基礎的な知識を身につけ、高校過程では、大学入試に向けた発展的な学習を展開。海外研修も効果的に活用しています。
■教科連動プログラム
社会科の授業では、英国の歴史・地理・芸術・政治について詳しく学習し、日本の文化や歴史との違いを考察して他学年の生徒や保護者へ発表する機会を作っています。
さらに、海外研修での体験を効果的に活用しながら、国際社会で活躍するための幅広い視野と豊かな社会性を持った女性を養成します。
まだ間に合う！学校説明会日程
| 日程 | イベント名 | 内容 |
|---|---|---|
| 11月26日(土) | 適性検査型入試説明会 | 模擬試験・学校紹介「学校側から考える、都立適性検査」 |
| 12月3日(土) | 入試説明会 | 入試模擬体験（2科目・4科目受験生対象）・学校紹介 |
| 12月23日(金) | 適性検査型入試体験会 | 適性検査型入試・模擬体験 |
| 12月25日(日) | 適性検査型入試体験会 | 適性検査型入試・解説授業 |
| 1月14日(土) | 授業見学会&ミニ学校説明会 | 授業見学・学校紹介 |
| 1月21日(土) | 授業見学会&ミニ学校説明会 | 授業見学・学校紹介 |
※上記の日程以外でも、個別相談、授業・校舎見学は随時受付中です。
編集者が見たポイント
5教科それぞれの先生方からお話しを聞く中で、共通しているポイントがありました。それは、「勉強を楽しむ」「社会で活きる学び」「生徒の個性に合わせた指導」「基礎固めを重視する」ということです。清潔な校舎に充実した設備、電子ボードを使用した特色ある教科教育など、清修には最新の教育環境がそろっています。そのうえで、「まだまだ成長したい」という生徒のやる気に応えてくれる、先生方による熱のこもった指導もまた、清修ならではと言える大きな魅力ではないでしょうか。