白梅学園清修中学校・中高一貫部

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2020年の大学入試改革に向けて迅速に対応している白梅学園清修中学校・中高一貫部（以下、白梅清修）では、中高6年間で2回の海外研修を実施し、グローバル教育にも熱心に取り組んでいます。海外での生活を体験することで、英語力を試すだけでなく、教育目標でもある「女性の自立」を目指しています。今年度から2週間のカナダ研修プログラムがスタート。生徒たちはどのような成長を実感したのでしょうか。白梅清修のグローバル教育に迫ります。

「すごく楽しかった！」充実のカナダ研修プログラム

白梅清修の生徒たちは、2回目の海外研修となる今回のカナダ研修で何を学び、何を感じ取ったのでしょうか。4年生（高1）のMさん、5年生（高2）のKさんにお話を聞きました。

左：Mさん 4年生（高1）、右：Kさん 5年生（高2）

インターエデュ(以下、エデュ)：まずは、カナダ研修を終えた率直な感想を教えてください。

Mさん：今回は、生徒1人につきホストファミリー1家族のもとで生活することが決まっていたので、最初はとても不安でしたが、ホストファミリーが理解しやすい英語で話してくださったこともあり、困ることなく楽しく過ごせました。

Mさんとホストファミリー

Kさん：とても楽しかったです！ 研修中は現地の学校に通ったのですが、そこで友だちができ、帰国した今も連絡を取り合っています。ホームステイもホストファミリーが私をもてなしてくれて、いろいろな場所に連れて行ってくれました。とても充実した2週間でした。

現地の英語教師と記念撮影

エデュ：研修中に様々なことを経験されたようですね。

Kさん：午前中は、学校で授業を受けて、午後からは観光するスケジュールが多かったです。課題が出て、街の人に英語でインタビューする時間もありました。グループで挑戦したのですが、現地の人たちはみんな優しくて、立ち止まって答えてくれました。

PEACE ARCH（カナダとアメリカの国境）観光

Mさん：私は現地で体調を崩したときや、困ったときに使える英語をノートに書いて持っていきました。実際は使わなかったのですが、用意しておくことで安心して生活を送ることができました。

2度の研修を経て感じる成長

エデュ：中学2年次のイギリス研修、そして今回のカナダ研修を経験して、ご自身で成長したと感じることは何かありましたか？

Kさん：イギリス研修のときは、海外に行くこと自体が初めてで、不安でいっぱいでした。英語が今よりも話せず本当に苦労したのですが、今回は、しっかり話せたし、聞き取りもできるようになっていました！

Kさん：現地で英語だけの生活を送ることよって、明らかに英語が聞き取りやすくなったと思います。

Mさん：研修前までは、ネイティブの先生にも日本語で質問をしていたのですが、今は自然と英語で質問できるようになりました。研修で積極的に英語を話したからだと思います。

先生が感じる、カナダ研修後の生徒の成長

英語科責任者 道元 先生

道元先生：2週間のカナダ研修は英語力のアップだけが目的ではありません。日本語が話せない環境で生活をすることで、自分自身で問題を解決する力を身につけたり、積極的にコミュニケーションを取ったりする経験そのものが目的でもあります。生徒はイギリス研修の経験があったからこそ、カナダ研修に行く前に困ったことをノートにまとめるなど、自主的に動くことができたのだと思います。2度の海外研修で、英語力や自立への姿勢が明らかに向上していると実感しています。「自主・自立・自律」の精神が芽生えた海外研修になったのではないでしょうか。

編集者から見たポイント

2度の海外研修を経験したことで、生徒は英語力だけでなく、自立する力も身につけたようです。日本から離れて生活することで得たものは大きかったのではないでしょうか。単に英語を学ぶだけではなく、人間として大きく成長する。これが白梅清修の目指すグローバル教育だと、生徒たちから教えられたインタビューとなりました。

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