inter-edu’s eye
入学したい学校の行事は、やはり気になるもの。今回は、芝中学校・芝高等学校(以下、芝中)の中学1年生の校外学習「荒川30kmウォーク」と「真鶴半島の生物観察」について、引率した石川先生に、お話をうかがってきました。入学後のわが子を一緒に想像してみませんか?
友だちがいるから頑張れる!「荒川30kmウォーク」
JR埼京線の浮間舟渡駅から、JR京葉線の葛西臨海公園駅まで荒川沿い30kmを歩く「荒川30kmウォーク」。中学生になったら辛い事にも立ち向かわなくてはならないため、「辛いことも頑張って乗り越えよう!」というのがその目的です。
また、入学して1か月半後に行われる最初の行事でもあることから、生徒たちの友だちづくりにも一役買っています。特に、今年はクラスで班を作らず、自由に歩かせたことで、生徒たちはクラスの垣根を越えた友だちとの出会いがあったようです。
毎年、生徒たちは、「友だちとおしゃべりすることで、気が付いたら20Kmも進んでいて、最後の10kmはとにかく辛かったけれど、頑張ろうと言ってくれたから乗り越えられた。」という内容の感想文を提出しているといいます。新しい仲間同士で支え合う大切さも、生徒たちは学んでいるのですね。
“芝中らしい”ことに、当日の持ち物リストには、水筒やタオル以外に「友だちとの話題」もあり、歩くコースは、友だちと一緒に歩くという意味で、「友歩道」と名付けられています。「堅苦しいイベントだとつまらないじゃないですか。どこか遊ぶ気持ちがないと。楽しくやろうと言えば、生徒は頑張れるんですよね。」と石川先生。この楽しさが“芝中らしさ”といえるでしょう。
“楽しい”が授業になる!「真鶴半島の生物観察」
「真鶴半島の生物観察」は、生物の授業の一環として、磯の生き物を観察するというもの。芝中では、体験型の学習に力を入れており、実際の生き物に触れる経験をすることがねらいです。それをテストの点に結びつけることよりも、「とりあえず楽しい体験をしよう」というスタンスなのが“芝中らしさ”。ウツボなど捕まえるのが難しい生き物に果敢に挑み、みんなから称賛される“ヒーロー”も、毎年現れるそう。今年は、体長40~50cmほどのタコを捕まえた“ヒーロー”がいたそうです。
また、岩に張り付いた生き物をはぎ取るためにドライバーは必需品とのことですが、水中を覗く道具や玉網などまで持ってくる、やる気満々の生徒も多いとのこと。当日は、都心の地下を走る通学電車に乗って、そんな都会に似つかわしくない格好をした生徒が、ぞろぞろ学校に集合してくるといいます。
もちろん、授業なので、しっかり課題もあります。生徒たちは集まった何十種類もの生き物を観察。そして後日、レポート用紙1枚につき3~4種類の生き物を説明するレポートを、全部で20ページほど書くそうですよ! 1年前の生徒たちのレポートは、生物室前に掲示されているので、学校を訪れた際は、ぜひチェックしてみてください。
2016年 公開行事・説明会一覧
学園祭・説明会ともに、事前の連絡(予約)および上履きは必要ありません。
公開行事・説明会 | 日程 | 時間 |
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学園祭 入試相談コーナーがあります。ご自由にご参加ください。 |
9月10日(土)・9月11日(日) | 9:30~15:00 |
学校説明会 混雑が予想されますので、なるべくお早めにご来校ください。 |
10月18日(火) 10月19日(水) 11月5日(土) 11月26日(土) |
11:00~12:50 説明会終了後、13:00より校内見学があります。 |