沖縄へ！歴史・文化・自然を体で感じる高2修学旅行

沖縄本島と八重山諸島へ

5泊6日のうち、初日と2日目は沖縄本島で4コース（北部A・北部B・中部・南部）に分かれて行動。3日目は全生徒が平和記念公園とひめゆり平和祈念資料館を巡って平和学習を行い、午後に八重山諸島へ移動しました。4、5日目は2コース（石垣島・西表島）に分かれて活動。最終日は那覇や石垣島で観光した後、帰宅の途につきました。

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感動を与えてくれた「本物」に触れる旅

沖縄修学旅行の目的は、現地の歴史や文化、自然をリアルに体験すること。異なるコースで各地を訪れた黒田剛志くんと江原隼太朗くんが感想を語ってくれました。

衝撃を受けて考えた“戦争と平和”

平和学習の内容と感想を聞かせてください。

江原くんひめゆり平和祈念資料館で当時の状況を知ったとき、今自分が生きている環境が平和であることを改めて認識しました。ただ、世界に目を向ければ今の日本の平穏な日々がこの先も続く保障はなく、平和は自分たちで守らなければいけないと感じました。

黒田くんガマ（戦時中に人々が身を潜めた場所）で現地の語り部の方から当時の話を聞き、戦争は二度と起こしてはいけないと思いました。教室で教わる歴史と、悲惨なことが起きた場所で関わりのある方から直接聞く話では、同じことでも受ける衝撃があまりに違い、リアルなものに触れることがいかに大切かを知りました。

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大自然を満喫！

各地でどんな体験をしましたか。

黒田くん沖縄本島では座喜味グスクの見学や洞窟シュノーケルなどをして、八重山諸島では西表島のホテルの屋上で満点の星空を見ました。最初、雲かと思ったものが実は天の川で「天の川ってこんなふうに見えるのか」とびっくりして。ほかにも希少動物のカンムリワシが目の前を飛んでいたり、独特な鳴き声をするリュウキュウアカショウビンのオスとメスのかけ合いを聞いたりと、大自然に囲まれて感動の連続でした。

江原くん沖縄本島では、北部にある伊江島のビーチでシュノーケルをしました。目の前にたくさんの魚が泳いでいて、海の透明度に驚きましたね。八重山諸島の石垣島ではシュノーケルやサイクリングをしました。友達と現地の店でパイナップルやドラゴンフルーツを買って食べたら、東京で食べたものとは段違いの美味しさで「違う果物か!?」と思ったほどです。

ウミガメの測量と放流を体験

修学旅行の企画をご担当された先生方にも感想をうかがいました。

木戸先生八重山諸島では黒島のコースを引率しました。ウミガメがいる黒島研究所では、50キロ近くあるウミガメを測量したり、海へ放流してあげたりと、生徒は普通の旅行ではできないことを体験していましたよ。

上條先生事前準備は大変でしたが、生徒が各地で大自然にどっぷり浸かり、リアルな体験を重ねていたので「頑張って良かった」と思いました。

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編集後記

天候を考慮し、出発を1週間遅らせて実施した修学旅行。訪問直前に沖縄の梅雨が明け、現地では全日晴天に恵まれたそうです。江原くんは「先生方はいつも生徒第一主義。今回の修学旅行も先生方のおかげで最高の思い出ができました」と語ります。黒田くんは、芝について「熱意ある先生と面白い生徒がいっぱいいます。先日、授業でSDGsのプレゼンをしたら、生徒の一人がスワヒリ語で発表して。発想がすごいですよね。何か一つのことを突き詰める生徒が多いです」と教えてくれました。

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