教育方針

「わかりやすい授業」と「きめ細かい指導」を徹底しています。

教育方針

芝中学校・芝高等学校の学習教育は、生徒一人ひとりの個性を発揮させるため、「わかりやすい授業」と「きめ細かい指導」を徹底しています。そして、この結果、落ち着いた雰囲気で集中して学習に取り組める環境を得て、生徒と教員とのふれあいが深まり、お互いのより深い信頼関係に繋がっていきます。

授業については、英数国の3教科は大学受験に対応するために先取り授業を実施し、高校3年生では演習中心に授業が展開されています。また理科・社会では実験・実習での学びを大切にしています。

ただし、芝の教育方針は、単に大学受験のためではないとの考えから、音楽・美術・家庭など全てが主要教科という認識に立って、創造力、情操面を高める教育に力も入れています。

芝学園の校訓「遵法自治」

芝学園の校訓「遵法自治(じゅんぽうじち)」とは、第三代校長である渡邊海旭(かいぎょく)先生が生徒に示されたものです。

「遵法」とは法に従うこと、つまり全世界や宇宙の法、永遠の真理などに逆らわずに生きること。「自治」とは、自主・自立の態度で自分を治めることです。

法をより所とし、法の光を受け取ることにより、自己も輝きを発して自分自身をより所とすることができるようになるのです。こうした考えは、釈迦が説いた「法」、法然上人が身命を賭して「法」に生きる「みずから」を主張されたことに、遠く伝統を受けるものです。

芝の人間教育の根幹は、共生の精神です。

共生(ともいき)とは、浄土宗の宗祖法然上人が唱導された思想です。私たちがいま持っている「いのち」は、はるか昔の祖先から綿々と伝えられているのと同時に、子や孫といった未来へと繋がっていく「いのち」でもあります。一人の「いのち」であって、一人の「いのち」ではない、ご先祖から未来へと繋がっていく多くの「いのち」と共に生かされているというこの繋がりが共生(ともいき)です。

芝の人間教育の根幹は、この共生の精神です。どんな共同体や社会でも、自分ひとりで生きていくことはできません。いつも謙虚に相手の意見や行動を受けとめ、吸収し、信頼し、尊重することの大切さを育んでいきます。