オンラインで受験できる注目校!国語1科もスタート
inter-edu’s eye
「算数1科オンライン入試」を導入し、在宅での受験スタイルを可能とした昭和学院中学校・高等学校(以下、昭和学院)。本年度は、さらに「国語1科入試」もスタートし、ますます受験生の注目を集めています。今回は、大きく変わりつつある入試を特集。入学後の学びと進学実績についてもご紹介いただきました。
算数1科オンライン入試の難易度は?
まずは話題の算数1科オンライン入試についてうかがいます。
インターエデュ(以下、エデュ):算数1科オンライン入試のご紹介をお願いします。
三部先生:Zoomを用いて自宅から受験できる新しい入試です。2022年は1月20日の午後に実施されます。問題がPCの画面に提示され、受験生は事前にメールで送られた解答用紙を印刷し、使用するという形になります。大問ごとに解答をカメラに向けてもらい、提出に代えていただきます。
エデュ:問題の難易度はいかがですか。
三部先生:会場にお越しいただく試験よりも、やや難易度は高くしてあります。解答時間は30分で大問ごとの制限時間も決まっています。ちなみに、昨年度は大問1が計算問題、大問2が1〜2行程度の文章題、大問3は図形問題、大問4が規則性についての問題でした。
システムチェック日があるから安心!
エデュ:受験に向けてどのような準備をすればよろしいですか。
三部先生:受験生の皆さんは試験前にZoomが使える端末を用意しておくとともに、ご自宅を試験会場として準備する必要があります。きちんと準備ができているかは試験の前にシステムチェック日を設けて確認します。不安なことがあれば、その日に何でもご相談ください。
エデュ:算数1科オンライン入試を行う理由を教えてください。
三部先生:移動の負荷が軽減されますし、感染リスクも抑えることが期待できます。慣れた環境で実力を発揮したいという方にもおすすめです。受験を考える方は「時間を決めて正確に」解答する訓練を積めば合格ラインに近づくと思います。
午後入試と新登場「国語1科入試」
エデュ:受験生に向けた午後入試のお知らせをお願いします。
三部先生:算数1科オンライン入試を行うのと同じ1月20日の午後、本校を会場にして「算数1科入試」(試験時間50分)を行います。基礎~応用まで幅広く出題し、オンラインよりも難易度は易しめです。他校との併願や得意科目を生かす選択肢として活用してもらえればと思います。
エデュ:2021年度(2021年12月~2022年1月)の入試に関して、前回からの変更点はございますか。
三部先生:「国語1科入試」を導入し、さらに選択の幅が広がります。こちらは他の受験形式と比較して、より論理的思考力が試される出題となる予定です。詳しい出題傾向は随時お知らせしますので、国語が特に得意だという方はぜひチェックしてください。
エデュ:入試改革を積極的に進める理由を教えてください。
三部先生:受験生が持っている力を多様な入試で測るためです。個性豊かな生徒がたくさん入学して、その良さを認め合いながら成長していく。そんな学校の姿に近づけていきたいです。
新コース制で注目が集まる教育活動
入試の話題に続きまして、気になる入学後の学びについてもご紹介いただきます。
エデュ:入学後についてお聞きします。昭和学院ではどのような学びが待っていますか。
三谷先生:優れたICT環境を活かして、皆さんの成長を見守ります。全クラスに電子黒板が設置され、タブレット端末を使った協働学習の機会がたくさんあることが本校の強みだと思います。
エデュ:特に力を入れている教育活動を教えてください。
三谷先生:2020年度からスタートした新コース制に合わせ、教育内容の全体の見直しを進め、6年間の学びで、新しい時代に求められる力をしっかりと身につけられるように改革を進めています。また、授業以外の学習サポートにとても力を入れています。7限補習、長期休業中の補習、外部模試に関する事前・事後指導も徹底しています。
大学への第一歩目に「中学校からのキャリア教育」
昭和学院の2021年春の大学合格実績を見ると、国公立大学に4名(筑波大・千葉大・埼玉大・都留文科大)、早稲田大学1名、GMARCHに31名、日東駒専に66名が合格しています。生徒の進路実現のための取り組みについてもうかがいました。
エデュ:受験指導・進路指導に関して、力を入れている取り組みをご紹介ください。
三谷先生:二者面談、三者面談によるきめ細やかな指導を通して、早い段階で将来を意識した進路選択ができるようにしています。キャリア教育も中学校から始めています。
エデュ:「中学校からのキャリア教育」とはどのようなものですか。
三谷先生:「キャリアアップ講座」の名で、大手銀行やシステム関連会社など、社会の第一線で働く方々を月1回以上学校に招き、講演を開いています。生徒からは「仕事を通して成長したい」との声も聞こえ、教育効果が見られて嬉しいです。
「一生の宝物」になる中学受験を
最後に受験生へのメッセージをお届けします。
三部先生:ただ単に「答え」を覚えるのではなく、自分なりの「学び方、考え方」を身につけて欲しいと思います。一生懸命見つけた自分の学習方法は一生の宝物になるはずです。
三谷先生:自分の夢を明確にして、常に目標を高く持ち、その実現に必要な学力や知識・技術を身に付けるための努力を続けてください。最後まで力を出し切れるよう応援しています。
編集者から見たポイント
オンライン入試に踏み切った昭和学院は、受験生のニーズに応えようとする思いがとても強い学校です。入学後の生徒への関わり方も非常に手厚く、子ども目線に立つことのできる先生方が揃っていると改めて感じました。「算数が得意」「国語が得意」という受験生にはぜひ挑戦してほしいです。
学校公式サイトへ ≫イベント日程
イベント名 | 日時 |
---|---|
第1回入試説明会 | 2021年10月30日(土) 14:00~16:00 |
第2回入試説明会 | 2021年11月20日(土) 14:00~16:00 |
第3回入試説明会 | 2021年12月11日(土) 14:00~16:00 |
連載コンテンツ
「昭和学院を良くする会」をご紹介します
学習面のみならず、生活面でも新しい取り組みが進む昭和学院。生徒の自治を目指して発足した「昭和学院を良くする会」は、いつしか将来社会で活かせる生徒の積極性を伸ばす契機となっていました。記事を読む≫
スペシャル動画
-
3:22
サイエンスアカデミーコース誕生!
コース責任者の榎本裕介先生にインタビュー
2022年9月27日
授業紹介
-
2:54
起業家を育てるSHOWAの探究
起業せずとも、起業家スピリッツを養う!
2021年11月16日
授業紹介