本物に触れて育んだ知力・意欲の集大成「文化発表会」

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秀明八千代中学校・高等学校（以下、秀明八千代）が秋に開催している文化発表会「光風祭」。エデュ編集部が注目してきたPGTプログラムの集大成としてのクラス展示や生徒たちの体験報告など日頃の学習の成果が披露されました。今回は、多くの来校者が訪れた「光風祭」の様子をレポート。秀明八千代の学びの一端をご紹介します。

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身近なモノにこそ驚きの発見がある！

さまざまな体験活動を通して、世の中とつながる力をはぐくむ「PGTプログラム」。P（実践力）・G（国際力）・T（伝統力）の3つの要素が含まれるプロジェクトでは、「知る」「考える」「進む」という3つのステップを踏み、実体験の中から実践力を身につけていきます。中1生のクラス展示では、「日本文化プロジェクト」の草木染めと「和食の科学プロジェクト」の味噌づくりの成果が披露されました。家庭科の授業の一環で行われた草木染めは、玉ねぎの皮を煮出して天然の染料を作り布を染めていきます。光風祭では、出来上がった作品が展示されました。

体験した生徒は「材料を集めるのに苦労しました。仕上がりがどのようになるか分からなかったので不安だったけれどうまくできました」と満足している様子。こうじや黒大豆などさまざまな材料を集めて一から手作りした味噌づくりでは、出来上がった味噌を展示するとともに作り方や味噌の歴史をまとめたポスターも掲示。「味噌を作るのに手間暇がかかることがよく分かった」と初めての体験を振り返りました。

体験活動の目的となるPGTプログラム ≫

初めての海外で英語力と度胸が身についた！

中2生のクラス展示では、4月に実施した「イギリスプロジェクト」のイギリス英語研修の成果を発表。事前にイギリスの歴史や文化についての知識を深めたうえで参加した2週間の研修では、寮に滞在し、英語やイギリス文化を学んだほか現地の学生たちと交流を深めました。

英語力をアップさせたいと思って参加したという生徒は「楽しかったです。日本語が通じない環境だったので片言でもいいから英語を話そうと努力しました。ジェスチャーを交えて伝えることができました」と英語力に自信をつけた様子。ほかの生徒も「イギリスは物語の世界のようだった。食事も日本にはない料理があっておいしかったです」と異国の文化に感動している様子でした。「日本に戻ってきてからも英語の授業を積極的に受けるようになった」と帰国後の変化を教えてくれました。

中2と高1にチャレンジするイギリス英語研修 ≫

プロフェッショナル意識を垣間見た職場体験！

「職業研究プロジェクト」の職場体験の成果をポスターにまとめて披露したのは中3生のグループ。消防署に行ったグループは、心肺蘇生法を学んだり防火服を着たりするなど、消防士の仕事を体験しました。

生徒たちからは「仮眠室で寝ていても携帯電話の通知音だけですぐに目を覚ますのがすごいと思った」「体験中に出動命令のサイレンが鳴るとあっという間に出動していって驚いた」など、消防士のプロフェッショナル意識を目の当たりにして感動したそう。貴重な経験を通して「将来は、地方公務員で人の役に立ちたい」「志望大学に進学するために勉強を頑張りたい」と将来の夢や目標を改めて確認しているようでした。

秀明八千代の中高一貫教育 ≫

在校生ママに聞いた秀明八千代の魅力とは？

「光風祭」に訪れていた在校生のお母さまに、秀明八千代の魅力についてお聞きしました。高2のお子さまがいるお母さまは「先生が生徒一人ひとり丁寧に指導してくださっているという印象があります。息子からは、よく『授業が良かった』と話を聞きます。受験を見込んだやりがいのある授業が良いみたいです」と魅力を語りました。

中3生のお母さまからはPGTプログラムについて「味噌づくりが印象に残っています。味噌について調べて、さまざまな材料を使って、時間をかけて味噌ができ上がるまでの過程の大変さも学んだと思います。子どもが和食に対して興味を持つきっかけになったと思います」と感想を話しました。

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編集者から見たポイント

生徒たちの充実した学習成果を確かめることができた光風祭。取材を通して、PGTプログラムが生徒たちにしっかりと根付いていることが分かりました。2年前にもインタビューをさせてもらった中学校生徒会長の大木さんにお話を聞いたところ、「勉強はもちろんのこと、何よりもみんなが楽しく毎日を過ごせることがとても嬉しい」と話すいきいきとした姿が印象的でした。生徒みんなが豊かな心と自主性を持って取り組むプログラムが用意されている秀明八千代の学び。今回紹介したのは秀明八千代のさまざまな教育の一端です。この他にも多様な取り組みがありますので、ぜひ一度、学校説明会などの機会にキャンパスへ足を運んでみてはいかがでしょうか。