inter-edu’s eye
今年度からプログラミングの授業を開始した淑徳SC中等部・高等部(以下、淑徳SC)。9月に開催されたオープンキャンパスでは、体験授業として小学生がプログラミングに挑戦しました。今回は、授業やクラブ体験、在校生の英語発表などが行われたオープンキャンパスのようすをレポートします。
学校公式サイト ≫小中学生が2つの授業を体験
体験授業では、小学生が国語とプログラミング、中学生が英会話と能の授業に参加しました。英会話の授業ではネイティブの先生とゲームを、能の授業では観世流能楽師の指導で、保護者と在校生も一緒に、足の運びや構えなどの型を体験しました。
小学生が「ラズベリーパイ」に挑戦
プログラミングの授業では、学校教育用の小型コンピューター「ラズベリーパイ」の操作に小学生が挑みます。
まずは環境作りから。OSについて説明を受けた後、マウス・画面・キーボードを接続し、初期画面の立ち上げを各自で行います。戸惑う小学生をサポートするのは隣に座る在校生。
先生は近くで見守るだけで、6月からプログラミングを学び始めた中学1年生が手取り足取り教えていました。
初期設定を済ませると、画面に出てくるネコを好きなキャラクターに変化させたり、キャラクターに吹き出しを付けて会話させたりと、プログラミングを楽しんでいました。
小学生が操作をするたびに、「すごい!」「絵が変わったね」などと在校生が優しく声をかければ、小学生が在校生に積極的に質問をしたりと、とても賑やかな授業となりました。
在校生とのふれあい
体験授業に共通していたことは、どの教室にも在校生がいて、しっかりと場を盛り上げていたこと。プログラミングの授業では、教室の入口で在校生が出迎え、やってきた小学生の手を引いて席まで連れて行ってあげていました。
授業を終えて、小学生たちは「お姉さんがパソコンを優しく教えてくれた」「説明が分かりやすくて楽しめた」と笑顔で話してくれました。
保護者は「子どもの横に座る生徒が中学1年とは思えないほどしっかりしていました」「生徒が保育士のように子どもの面倒をよく見てくれていました。安心して学校に子どもを任せられる環境だと思います」と感想を教えてくださいました。
一方、英語の授業を受けた中学生は、「ゲームが面白くて、英語を楽しく学べそうな学校だと思った」との感想。中学生の保護者は「説明会では生徒の姿を見られなかったので、オープンキャンパスに来ました。生徒が楽しそうに過ごしているようすや、下の子の面倒をよく見てくれることが分かってよかったです」「どの生徒もとても明るい顔をしていました」と、在校生の態度に好感を持ち、オープンキャンパス全体を高く評価していました。
取材を終えて
英語発表は生徒が夏休み中も登校して練習し、2学期が始まると朝学習の時間も使って猛特訓を重ねたそうです。オープンキャンパスの参加者を歓迎する“もてなしの心”が、どのプログラムにも行き渡っていたことが印象的でした。また、淑徳SCでは中等部卒業時に英検準2級の取得率80%を目指しており、英語に力を入れながらも楽しく学びに取り入れている点をうまくアピールしていると感じました。
注目のイベント日程
イベント名 | 開催日 |
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学校説明会 | 11月12日(日) 11:00〜 |
入試説明会 | 11月18日(土) 14:00~ |
入試説明会 | 11月19日(日) 11:00~14:00 |
入試説明会 | 11月23日(木・祝) 11:00~14:00 |