日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校

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生徒会と実行委員会がタッグを組んで活躍!私たちの力で「新しい日藤祭」をつくる

inter-edu’s eye

日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校が熱く弾ける2日間、日藤祭が6月15日(土)、16日(日)の2日間にわたり行われました。両日あわせて1万1000人もの来場者を集め大盛況だった今年。コロナ禍前の日藤祭に戻すことを目標に、大役を務めた生徒会会長と文化祭実行委員長に今年の日藤祭を振り返っていただきました。

5年ぶりに復活した模擬店や中夜祭。クラス展示も全面解禁

日藤祭は6月開催ということもあり、新学期始まってすぐに準備が始まります。そのため、生徒会が先行して準備をすすめ、新学期にその年の文化祭実行委員会が組織されると、当日に向けて、両会がタッグを組んで取り組んでいきます。

生徒会会長 仁科風美さん(高校3年生)

生徒会会長
仁科風美さん(高校3年生)

中学から入学。中学から生徒会活動を続け中学部での生徒会長を務め、高校2年生の9月から現職。クラブはダンス部に所属。生徒会の仕事で忙しかったが最終公演で踊ることができたとのこと。

文化祭実行委員長 三浦まりなさん(高校3年生)

文化祭実行委員長
三浦まりなさん(高校3年生)

中学から入学。高校2年生で同委員会の副委員長を務め、来年もいい文化祭にしたいという思いで文化祭実行委員を継続。クラブはカラテ部に所属している。

今年の日藤祭のご感想をお聞かせください。

三浦さん

三浦さん

生徒による模擬店や中夜祭(在校生のみ参加可)を復活させました。昨年までとは違う楽しみ方を味わってもらえたと思います。みんなに楽しんでもらえて非常に良かったと思っています。

 
仁科さん

仁科さん

コロナ禍を経て例年通りの日藤祭に戻すこと、それだけでなく新しいものも取り入れることを重視して準備しました。生徒みんなに楽しんでもらえて、まずは安心しました。昨年までクラス企画は抽選だったのですが、今年は希望するクラス全て出展できたのも良かったです。

復活した中夜祭
高校3年生による模擬店も復活!

反響が大きかった催しものは?

三浦さん

三浦さん

5年ぶりの復活となった模擬店は、どのクラスも売り切れが出るほど人気でした。また中夜祭は、コロナ禍前は毎年行われていたものでしたが、5年間まったくできず、知っているのは内進生の高校3年生だけでした。中夜祭を知らない、どんなふうに盛り上がっていいか分からないという生徒が多い状態でしたが、中夜祭の楽しさを知ってもらえて良かったです。全校生徒のアンケートを見ても、「新しい日藤祭を見ることができて楽しかった」という声を多くいただきました。

仁科さん

仁科さん

クラス企画のほうでは、クラスごとにのぼり旗を用意して構内を飾り付けするなど、細かいところでも新しい取り組みを試みたりしました。
また模擬店は昨年の11月頃から復活に向けて先生と何度も協議してきました。文化祭は連日気温が高かったので、食中毒がとても心配でしたが何事もなく終わって安心しました。

先輩たちの思いをつなぎ高校最後の文化祭は一番記憶に残るものに

準備の中で大変だったことはありましたか。

仁科さん

仁科さん

日藤生全員が楽しめるものをつくるということは基本ですが、実行する上での安全性や、いざというときのリスクへの対応方法は、先生たちとも話し合いました。
またクラス企画だと当日、練習試合など公欠で休んでしまう人が出た場合、ちゃんと企画通りに運営できるかということも念頭に入れました。それと暑い時期に行うので熱中症も心配でした。

三浦さん

三浦さん

定期テストもあり、本格的に動けたのが5月に入ってからでした。中夜祭は久しぶりなので、先生方からは確実性を狙いたいという希望がありましたが、生徒からの要望や、盛り上げる部分は切り捨てることなく実行したいと思いました。限られた準備期間でも、委員会メンバーをはじめ生徒会、演出を担当してくれた演劇部などみんなの協力もあって乗り越えることができました。

開会式にて開会宣言をする仁科さん
開会式での吹奏楽部とダンス部。日大藤沢の運動部試合で披露する応援曲をメドレーで披露

乗り越えられた原動力はなんでしょうか。

仁科さん

仁科さん

6年間生徒会で活動し、コロナの期間、何もできない状況の中でも先輩方が新しく作り上げようとする姿をずっと見てきました。ようやく緩和された今年、先輩方がつなげてきてくれたことを、それだけでなく後輩たちに楽しんでもらえることをプラスして、新しい日藤祭をつくろうという思いが役員の中にあり、団結できたからこそいろんなことに取り組めたと思います。

三浦さん

三浦さん

全校生徒みんなに楽しんでもらいたいという思いと同時に、私たち高校3年生は、中高の青春時代を思う存分楽しめなかったので、高校最後の文化祭は一番記憶に残るものとして仕上げたいと思いました。去年クラス企画が通らず泣いている子も見たりしていました。3年間、6年間過ごしてきた友達と最後に「良かった、悔いなし!」といえる文化祭にしたかったのです。

生徒会、実行委員会の連携も大切だったと思います。

仁科さん

仁科さん

やはりコミュニケーションは頻繁に行いました。特に直前期は三浦さんや副会長とも頻繁に連絡取り合って、お互いの認識のズレがないよう務めました。

三浦さん

三浦さん

出演団体の募集までは生徒会が担当し、その後は実行委員会が引き継ぎます。団体からの要望、生徒会からの意見を聞き、検討するためにも情報共有は大切にしました。また書類も多いので、Googleドライブで共有していました。

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このアーチをくぐれば日藤祭会場
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写真部
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中学生は受験生に向けた手作りのお守りを展示。気に入ったお守りは持ち帰りOK
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おそろいのクラスTシャツで
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書道部による書道パフォーマンス

今年に満足せずさらにステップアップを!後輩たちに託す思い

文化祭実行委員会も仕事を終え、生徒会は9月で代替わりします。最後に、これからの日藤祭への思いもうかがいました。

これから後輩たちに託したいことはなんでしょうか。

仁科さん

仁科さん

生徒会の後輩には中学校から活動している子もいるので、私たちの思いはしっかりつないでいってくれると思います。でもそれに縛られすぎずに、日藤祭だけでなく体育祭などの学校行事では、自分たちの行事を作っていってほしいなと思います。

三浦さん

三浦さん

今年の中夜祭はただ復活させただけでなく、ラップバトルやTikTokメドレーなど新たな試みも実施しました。以前は部活中心だったのですが、部活に入ってない人も個人参加できるよう、みんなで楽しめるようにしたかったんです。次の実行委員には、今年はこうだったから次はこうしよう、もっと盛り上げるにはどうしたらいいかなどを考え、どんどんレベルアップしていってほしいと思っています。

同級生や後輩が日藤祭を楽しんでいる様子を見てとてもうれしかったと語る仁科さん(写真左)と三浦さん(写真右)

来年、入学するかもしれない受験生へのメッセージもお願いします。

仁科さん

仁科さん

私ははじめ生徒会に入ろうとは思ってなかったのですが、新入生歓迎会で優しかった先輩に憧れて、6年間も活動することになりました。日藤に入って思ってもいなかった経験をすることで、自分の長所や自分らしさを見つけてほしいと思います。

三浦さん

三浦さん

全力で取り組む生徒を全力でサポートしてくれる学校です。また文化祭実行委員会をはじめさまざまな活動で、社会で大事なことを身につける機会も多いです。勉強や部活だけでなく、自分がステップアップできる機会をいっぱいもらえる学校だと思います。

編集後記

仁科さんは生徒会の活動を通して、人の意見を聞きそれをまとめる力や新しいことを考える力に気づき、三浦さんは実行委員長という責任ある立場になったことで、自分がどれだけ周りの人に支えられているかが気づけた、高校のうちに気づけたのが良かったと話してくれました。日藤祭は二人にとって、日大藤沢での6年間の集大成であり、大きな成長の場になったのだと思った取材でした。

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