工夫を凝らせば楽しめる! 生徒がつくる純心祭
![工夫を凝らせば楽しめる! 生徒がつくる純心祭](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_ttl.jpg)
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例年は2日間かけて盛り上がりをみせる東京純心女子中学校・高等学校(以下、純心)の「純心祭」。今年度は講堂での校内公開という形で1日のみ行われ、取材陣も感染症予防対策を徹底したうえで特別に参加させていただきました。ステージのようすとともに、いつもと異なる純心祭に対しての、実行委員会の生徒2名や先生方の思いをお伝えします。
今年度の成果を形に! 思いを込めた感動のステージ
今年度の純心祭は7つの部活動と文化祭実行委員の企画で構成され、講堂にて9時から15時ごろまで行われました。観客の生徒たちは左右1席ずつ空けた指定席に座り、大きな声での声援を控える代わりにペンライトが配られるなど、随所に安心して楽しめる工夫が見られました。今回は、午後に行われた第二幕のステージをご紹介します!
![バトン部「Shining Majorettes」ディズニーの曲に合わせて、グループごとに優雅なバトンさばきを披露。各曲のイメージに沿った色とりどりの衣装と振り付けが素敵でした。クライマックスの全部員による踊りは大迫力!](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_01.jpg)
ディズニーの曲に合わせて、グループごとに優雅なバトンさばきを披露。各曲のイメージに沿った色とりどりの衣装と振り付けが素敵でした。クライマックスの全部員による踊りは大迫力!
![筝曲部「旋律を奏でる」「やさしさに包まれたなら」「エルフ」の2曲を、浴衣を着てしっとりと、かつ力強く演奏。琴に詳しくない人でも楽しめる選曲と演奏技術で、生徒たちもすっかり引き込まれていました。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_02.jpg)
「やさしさに包まれたなら」「エルフ」の2曲を、浴衣を着てしっとりと、かつ力強く演奏。琴に詳しくない人でも楽しめる選曲と演奏技術で、生徒たちもすっかり引き込まれていました。
![ダンス部「unwrap」切れのよいダンスに加え、音楽に合わせた華やかな照明の演出も見事。おしゃれなジャズや格好いいストリート系などの豊富なジャンルを踊りこなし、観客の生徒たちもペンライトを振ってノリノリでした。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_03.jpg)
切れのよいダンスに加え、音楽に合わせた華やかな照明の演出も見事。おしゃれなジャズや格好いいストリート系などの豊富なジャンルを踊りこなし、観客の生徒たちもペンライトを振ってノリノリでした。
![吹奏楽部「Don’t stop music!」強豪の吹奏楽部は、パーテーションを使用して演奏。「練習方法を変え、限られた時間内で練習してきました。演奏できてうれしいです」という部長さんの言葉通り、演奏する喜びにあふれた圧巻のステージでした。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_04.jpg)
強豪の吹奏楽部は、パーテーションを使用して演奏。「練習方法を変え、限られた時間内で練習してきました。演奏できてうれしいです」という部長さんの言葉通り、演奏する喜びにあふれた圧巻のステージでした。
発表の合間に観客の生徒たちからお話をうかがうと、「部活動の発表をまとめて見られることは今までなかったので、新鮮で楽しいです!」と元気いっぱいの答えが返ってきました。例年通りではなくても落ち込まず、むしろ前向きに楽しんでいるようすが伝わってきました。
純心祭のようすをもっと見る ≫学校全体で準備した、今年ならではの純心祭
今年度の純心祭は、純心祭実行委員長のA.Oさんと副委員長のA.Sさんの努力の賜物でもあります。そこでお2人に、舞台裏のようすや純心祭に込めた思いをうかがいました。
![委員長のA.Oさん(左)と副委員長のA.Sさん(右)。後ろの船は、「出航」という今年度のテーマに合わせて実行委員が制作したシンボル。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_05.jpg)
インターエデュ(以下、エデュ):今年度の純心祭のテーマ「出航」には、どのような意味が込められているのでしょうか?
A.Oさん:“生徒一人ひとりが前進してほしい”という思いでこのテーマを掲げました。不安が続く状況のなかでも、新しいことに自分から働きかけていくことが重要だと考えています。テーマは全校生徒の投票で決めたので、みんなも同じ気持ちでいるのではないでしょうか。
エデュ:準備はいつごろから、どのように進めてきたのですか?
A.Oさん:今年は夏休みが短かったので、前期の期末試験が終わった7月ごろから準備を始めました。普段はクラスの出し物があるため全校生徒が一体となって進めますが、今年はそれがなかったので、講堂の装飾を一般生徒にも手伝ってもらうなど一緒に準備する機会を作りました。
![講堂の入り口を彩る装飾。風船アートが得意な一般生徒が手伝ってくれたという。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_06.jpg)
エデュ:みんなでつくる、という点も大事にしているのですね。純心祭が始まってみて、いかがですか?
A.Sさん:企画は自分たちに100点をあげたいです。ペンライトの演出は自分がしたのですが、みんながペンライトを振っているのを見て、開始3分で感極まって泣いてしまいました。
A.Oさん:動画や抽選会など今年ならではの新しい案も出せて、みんなにも楽しんでもらえたと感じています。
![講堂のロビーで販売された家庭科部の手づくりアクセサリーも大人気。](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/inter-edu/special/t-junshin/wp-content/uploads/sites/16/t-junshin2020_rensai3_07.jpg)
エデュ:今回は講堂のみの純心祭となりましたが、どのように感じていますか?
A.Oさん:一般のお客様に見ていただけなかったのは、やはり残念です。また、純心祭といえば、例年高校2年生がクラスで販売するフードを食べ歩くのも楽しみの一つだったので、それができなかったのはさみしいです。
エデュ:純心祭実行委員の経験を活かして、今後やりたいことはありますか?
A.Oさん:実行委員をやったことによってイベント企画に興味を持ちました。大学を選ぶ際は、つい大学祭の充実度を見てしまいますね。
A.Sさん:大学でも文化祭の実行委員会に入って大きな文化祭の運営に携わり、今年の悔しさをすべてぶつけたいと考えています!
エデュ:最後に、お2人が考える純心の魅力を教えてください。
A.Sさん:先生方が生徒のやりたいことを尊重し、協力してくださるので、自分の個性や隠れた能力を発揮できる学校だと思います。
A.Oさん:温かい雰囲気が一番の魅力です。日頃から先生方が生徒の持っているやさしさを引き出してくれるので、通っている生徒は皆やさしい心の持ち主なんですよ。
生徒の思いを叶えたい一心で開催を決意
逆境にもめげずに一生懸命取り組む生徒たちを、先生方はどのような思いで見守っていたのでしょうか。入試広報部長の髙橋先生がその心中を語ってくださいました。
髙橋先生:純心祭の開催を決定したのは7月ごろでしたが、当初は開催するか非常に悩みました。そこで生徒たちに話を聞いたところ、高校2年生が純心祭で引退という部活動もあり、今年度の一つの成果として何かを成し遂げたい、という気持ちを強く持っていたのです。私たち教員はなんとかして生徒たちに発表の場を与えたいと考え、純心祭の校内開催に踏み切りました。
とはいえ練習時間は1日1時間程度しかなく、自分たちの手で安全に活動ができるよう工夫しながらの取り組みでしたので、純心祭ではどの部活動もよくあれだけ仕上げてきたな、と感心して見ていました。一般公開はできませんでしたが、生徒たちの頑張りがかたちになり、開催して本当によかったと思っています。
編集者から見たポイント
生徒たちのステージでは取材陣も思わず涙をこらえ、先生方の席からはすすり泣く声も聞こえてきました。生徒たちの苦労や頑張りを一番近くで見てきたからこそ、先生方も感無量だったに違いありません。今後は生徒たちの安全を第一に、できる範囲で行事を再開していくとのこと。苦しい時でも、生徒たちと先生方が力を合わせて前向きに乗り越えていく、純心のしなやかな強さを感じました。
学校公式サイト ≫学校説明会・イベント日程
中学校
イベント名 | 日時 | 備考 |
---|---|---|
学校説明会 今だからこそ伝えたいこと② | 2020年10月31日(土) 10:30~12:30 |
要予約 |
学校説明会 今だからこそ伝えたいこと③ | 2020年11月14日(土) 10:30~12:30 |
要予約 |
個別相談会① | 2020年11月21日(土) 13:00~16:00 |
要予約 |
個別相談会② | 2020年11月28日(土) 13:00~16:00 |
要予約 |
小6対象入試体験会 *12月と1月の体験会は、異なる問題を使います。 |
2020年12月5日(土) 14:00~16:00 2021年1月9日(土) 14:00~16:00 |
要予約 |
クリスマス・ページェント (同時開催 適性検査型説明会 9:00~10:00 要予約) |
2020年12月20日(日) 10:30~12:30 |
要予約 |
高等学校
イベント名 | 日時 | 備考 |
---|---|---|
入試説明会 | 2020年11月7日(土) 10:30~12:30 |
要予約 |
中3対象入試に関する個別相談会 | 2020年11月26日(木)、27日(金)、28日(土) 13:00~16:00 |
要予約 |
中3対象入試に関する個別相談会 | 11月30日(月)、12月1日(火)、2日(水) 13:00~16:00 12月5日(土) 10:00~12:00 |
要予約 |
クリスマス・ページェント | 12月20日(日) 10:30~12:30 |
要予約 |
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