海外帰国生が在籍生徒の約1割を占める大妻中野中学校・高等学校(以下、大妻中野)。同校には、帰国生がさらに国際感覚を養い、世界を舞台に活躍できる女性としての資質を身につけられる教育環境があります。帰国生入試で入学した「グローバルリーダーズ コース(以下、GLC)」の高校3年生に海外留学体験と学校生活について、先生に同校の留学制度と帰国生教育についてお話をうかがいました。
留学先の国を決めた理由を教えてください。
シンガポールでアジア圏での多国籍文化は経験していました。中学2年生のときに2週間のカナダセミナーに参加し、アジア圏とは異なるカナダの多国籍文化に興味を持ちました。またそのセミナーで悔いが残ることもあったので、もう一度行きたいと思ったからです。
留学先ではどのような活動をしましたか?
留学先では好きだったサッカーをやりたかったのですが、近くにクラブがなく、1か月ぐらい悩んでいました。友達は留学生活を良いものにしようと頑張っているなかで、私は自分と友達を比べて落ち込んでいましたが、行動しなければ何も変わらないと思い、アート教室に通うことに。その教室では私以外、アートを仕事としている30代から70代のプロの方で、場違いだとも思いましたが、みなさんとても優しく、たくさん話しかけてくれました。学校で心が追い詰められたときでもアート教室が癒しの場となり、救われました。
授業の選択でバンドのクラスを取り、ホルンのパートを担当したのですが、毎回先生もクラスメイトもたくさんほめてくれて自己肯定感が上がりました。また、友達に誘われて、地域のバドミントンクラブに入りました。未経験だったのですが、友達とのダブルスで上位まで進めました。私は留学期間が半年間だったので、得られるものも半分と思っていましたが、それではもったいないと半年で1年以上の経験を積もうと思い、チャレンジしました。
留学先での体験を通して、学んだことや成長したことを教えてください。
滞在先のフランスの学校では、クラスに外国人が私一人だけで、マイノリティとして扱われる環境でした。打ち解けられず苦労したこともたくさんありましたが、大変な思いをした分、解決法を考え、後悔するよりは行動した方が良いとチャレンジするようになりました。精神的に成長したと思います。
海外はほめる文化があるけれど、日本は謙虚な態度が良いとされているので、私もほめられたときについ、「そんなことないよ」と言っていました。そのときに友達から「ありがとうでいいんだよ」と言われて、謙虚さは日本固有のもので、実際、謙虚さを表す言葉自体がないと知りました。
続いて、お二人に学校生活についてうかがいました。
大妻中野に入学してどんなことを感じましたか?
私はボーイッシュな性格だったので、女子校への入学に不安がありました。
実際入学してみると、初日にクラスのみんなが席に集まってきて、とてもフレンドリーに話しかけてくれて、イメージが変わりました。クラス内にグループがあっても、みんな仲が良いという雰囲気ですね。
私も入学前、女子校の勝手なイメージで身構えていました。しかし、そんなことはまったくなく、気を使わずに、変に取り繕うこともなく、自分らしく過ごせる学校でした。
GLCの特徴的な授業を教えてください。
ホームレスの方のために、自分が考えたホームレスセンターを立ち上げる授業や、東京都知事選を想定して、立候補者になったつもりで東京都の問題解決のプレゼンをする授業などがありました。グローバル・イシュー・スタディ(以下、GIS)の授業は、これまでの授業で学んだ環境問題や社会問題について自分の考えをまとめて発表するような実践の場でもあり、実際にビジネスコンテストにチャレンジする機会もありました。
私もGISの授業が印象に残っています。新聞社主催の「ストックリーグ」に参加して、投資のシミュレーションをするという貴重な体験をしたことが印象に残っています。
GLCの学びでどういった力が身についたと思いますか?
ディベート競技に参加する機会を通して、データや根拠をもとに、論理的に自分の意見を述べることができるようになったと感じました。大妻中野での英語の授業やGISの授業を通して、コミュニケーション力やクリティカルシンキングのスキルが上達したからだと思います。
英語を使って発言をする授業が多いので、発音も含めてスピーキング力を高めることができたと思います。クラス担任は日本人とネイティブの先生なので、英語で雑談するなかで、スピーキングに自信が持てるようになりました。
入試広報担当をしている篠原先生に、大妻中野の海外留学の特徴と「帰国生教育」について詳しくうかがいました。
大妻中野での海外留学の特徴を教えてください。
留学先の国やロケーションが多彩で、ターム留学(1学期間の留学)、セメスター留学(2学期間の留学)、1年留学から期間を選べることです。
留学先には、非英語圏のフランスやドイツも含まれます。留学は国際生(帰国生やGLCの生徒)だけでなく、国内生からも多く希望が出されます。
中学2年次に実施されるカナダへの短期留学の影響もあると思います。
海外留学から帰国した生徒の様子をご覧になり、何を学んできたと感じますか?
以前は海外留学というと、一般的に英語ができるようになって帰ってくることが大きな目的でした。しかし、昨今本校では、GISや探究学習に取り組んでいることもあり、SDGsに関わる環境問題や社会問題などのテーマについて、留学先で学びを深めたい、活動をしたいという目的を持って留学する生徒も増えています。
その結果、留学先で大学進学や将来の仕事に結びつくような体験をし、その後の進路を定められるようになっていると感じています。
帰国生入試に挑戦する受験生とその保護者に向けてメッセージをお願いします。
本校の「帰国生教育」は、海外で体験したことを生徒が誇りに思い、アドバンテージにできるように、英語力や国際性をさらに伸ばす教育を行っています。
多くの先輩たちが新入生の学校生活をサポートしてくれます。のびのびと自分らしく過ごせる校風の本校へ、みなさんのご入学を心よりお待ちしております。
第4回海外帰国生対象説明会
2023年10月14日
第4回学校説明会
2023年10月14日
アフターアワーズ説明会
2023年10月27日
2023年11月15日第1回入試問題説明会
2023年11月18日
オープンデー
2023年11月25日
編集後記
海外で過ごした経験を持つ帰国生が、大妻中野での学びや留学体験を通して、さらにグローバルの視点で物事が考えられるようになり、大きく成長していることがうかがえました。ぜひ学校説明会でも確かめてみてください。
企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:大妻中野中学校・高等学校
ドバイの学校で、ケニアに研修旅行に行きました。現地の方と生活をともにするなかで、インフラ設備が整っていないことや、十分な教育環境がないことに衝撃を受けました。将来はアフリカの貧困対策に関わる仕事がしたいと思っていたことと、GLCではフランス語が必修で4年間学んでいたこともあり、留学先をフランスに決めました。