立正大学付属立正中学校・高等学校

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150年以上の歴史を誇る伝統校には、個々が活躍できる場所がある 親子をよく知る幸智子先生と(中央)卒業生のお母さま(左端)と、柚花さん(右端)

inter-edu’s eye

東京都大田区に校舎を構える立正大学付属立正中学校・高等学校(以下、立正中高)は一世紀以上の歴史を持ち、親子そろって学ぶケースも増えてきました。2024年度に中学校に入学した月村柚花さんも同じで、お母さまの真梨さんとお父さまが立正中高で勉学に励みました。親子をよく知る幸智子先生と卒業生のお母さまによる対談と、柚花さんの言葉を通して、立正中高の魅力をお届けします。

1 知っていますか?1872年に設立された
立正中高の歴史

立正中高の始まりは1872年までさかのぼります。今から150年以上前、現在の東京都港区高輪にある承教寺に「日蓮宗宗教院」が設立されました。

1904年に現在の品川区大崎に新校舎を落成し、5年制の「日蓮宗大学林中等科」を開設。それから90年後の1994年に中学校の男女共学化を、1997年に高校の男女共学化を図り、2013年には大田区西馬込に「新キャンパス馬込」を開設しました。

日蓮聖人の人格と教えを建学の精神に置く仏教主義の学校で、「行学二道」を教育の軸に据えています。「行学二道」は修行と修学の二つの道を指し、学校や社会で学んだ知識や経験という「学」を実際に行動に移すという「行」のできる生徒を育てることに力点を置いています。一世紀以上に及ぶ歴史のもと、人間力を高め、社会に貢献できる知見や行動力を伸ばす濃厚な学びが展開されています。

2 恩師と元教え子の保護者が語る
立正中高の魅力

柚花さんのお母さまの真梨さんは2006年の3月に卒業。高校3年間、ともに濃厚な時間を過ごした幸智子先生と、立正中高の思い出や魅力を語っていただきました。

幸先生(左)とお母さま(右)
幸先生(左)とお母さま(右)はチアリーディング部で顧問と部長の関係でした

お二人のご関係はどういったものなのでしょうか。

お母さま

お母さま

部活動でお世話になりました。チアリーディング部の「FANCYS(ファンシーズ)」で幸先生が顧問でした。

幸先生

幸先生

真梨さんには部長を務めてもらいました。高校3年間、いろいろと頑張りましたね。

お母さま

お母さま

中学時代、私は柔道部と華道部でしたが、高校になるときにチアリーディング部に興味が湧いて、それからはチアリーディング部の活動に絞りました。幸先生には部長を任せていただきました。「私もそういう立場で活躍できるかも」と思える機会をくださって、感謝の気持ちしかないです。

幸先生

幸先生

私たちはその子ができそうなこと、その子が得意なところは、教員側が見つけてあげないといけないと考えています。個性を受け入れる空気があって、それぞれが活躍できる場もあって、というのは昔からの校風です。

幸先生
「私たちは生徒一人ひとりと向き合い、その子の良さを見つけてあげないといけないと考えています」
お母さま

お母さま

そこは今も変わっていないところだと思います。わが家の娘もクラス委員長に立候補していますし、それぞれがいきいきと過ごせる学校ですよね。

幸先生

幸先生

本が好きな子は黙々と本を読んだり、電車が好きな子は電車の魅力を追求したり。周りも友人たちの時間にいい意味で干渉しないんです。

お母さま

お母さま

音楽祭のあとに個人で歌ったりダンスしたりバイオリンを弾いたりする場面もありましたね。「ああ、それぞれが輝ける場所があるんだ」と感じたのを覚えています。

幸先生

幸先生

ああいう場は教員にとっても発見があります。「普段はおとなしいのにこんなに堂々と歌えるんだ!」など、その子の個性に気づくことができるんです。

お母さま

お母さま

立正中高は各々がのびのびと過ごせる学校です。他者を受け入れる寛容さは、仏教教育が軸にあるからかもしれません。仏教教育と同じく、「行学二道」という立ち返る場所があるのも、保護者としては安心できる要素です。

そもそも、お母さまはなぜ立正中高に入学することにしたのでしょうか。

お母さま

お母さま

小学5年生のときに「立正祭」を訪れたのが大きかったです。いろいろな出店があって、本当に楽しそうだなと思ったんですよね。

幸先生

幸先生

立正祭は、中学生も高校生もみんなが主役の行事です。

お母さま

お母さま

行事で言えば、中学に入学してすぐ、泊まりがけで行ったオリエンテーションも印象深いです。そのとき知り合った中には今でも付き合いのある友達がいます。6年間でできた友達の多くとは今でも連絡を取り合ったり、会ったりしているので、一生の友人ができた学校生活だったと思います。

幸先生

幸先生

友人はもちろん、立正中高の卒業生同士で結婚するケースも多いですよね。

お母さま

お母さま

そうなんです。ですから、娘にも一生の友人ができるといいなと思っています。

お母さま
「娘にも6年間でさまざまな経験をしてもらいたいと思っています。」
幸先生

幸先生

娘さんも私が顧問を務めるチアリーディング部ですし、6年間、温かく見守っていきます。6年間でやりたいことや学びたいことが見つかるといいですね。

お母さま

お母さま

親としても、娘の意思を全力で応援したいです。一人ひとりが輝ける立正中高の6年間でなら、自分のやりたいことや学びたいことが見つかるのではないかと思っています。

現役中1生の娘は「毎日学校に通うのが楽しい」

2024年4月から両親の母校に通う柚花さんに話をうかがいました。

月村柚花さん
「距離感が近く、お互いに認め合える環境なので、入学して本当によかったと思っています」
柚花さん

柚花さん

お母さんとお父さんの出身校ということで、立正中高は小さなときから身近な存在でした。物心つくころに立正祭に連れてきてもらったことも覚えていますし、両親の話によく立正中高の思い出が話題に上がったり、両親の立正中高時代からの友人に会ったりしていて、生活に溶け込んでいる感じでした。

立正中高をはっきりと第一志望に決めたのは小学校5年生のときです。両親から「楽しい学校だよ」と聞いていたので前から興味はあったのですが、受験の約1年半前に立正祭に足を運んで「私もこの学校でこういう楽しい文化祭を企画したい!」と思ったんです。神様の話が好きだったので、仏教教育にも興味がありました。

今は毎日学校に通うのが楽しいです。まず授業が面白いんです。先生方の授業の進め方はどれも分かりやすく、ときにはくだけた話も織り交ぜながら教えてくださいます。すぐに仲良くなった友達のみんなとランチをする時間は特に好きですし、チアリーディング部での活動も充実しています。お母さんも指導を受けた幸智子先生が部活の顧問なので、親子二代でお世話になっているのはとても幸せだと感じています。9月からはクラス委員長を務めていて、それぞれがお互いに受け入れ合い、みんなの居心地がいい寛容なクラスにしたいなと頑張っています。

両親の話どおり、これまでできた友達もこれからできる友達も一生の付き合いになっていく予感はあります。それだけ距離感が近く、お互いに認め合える環境なので、入学して本当によかったと思っています。

3 3人の思い出
「立正祭」の魅力を紹介!

「立正祭」は文化祭にあたるイベントで、毎年秋に行われています。

2024年が第77回目と、歴史ある行事として生徒たちから大きな人気を集めています。中学1年生から高校3年生までの約1,500名による大規模な祭典で、例年、中学生は劇や展示物を中心に成果物を発信し、高校生は各クラスでさまざまなお店の看板を上げます。

柚花さんが小学5年生のときに立正祭を訪れたお母さまは「とにかくすごいんですよ。教室内でコーヒーカップやジェットコースターを行うクラスもあって、まるで学校全体が遊園地みたいになるんです」と目を輝かせます。2023年度は「男装・女装コンテスト」や「のど自慢カラオケコンテスト」、あるいはボディービルの大会を模した「ゴリマッチョ!立正フィジーク大会」などが行われました。

2024年の立正祭は9月28日(土)と29日(日)に開催。予約不要で一般開放されているので、ぜひ立正中高生のエネルギーを肌で感じてみてください。

立正祭
立正祭
立正祭

4 立正中高を目指す
受験生へのメッセージ

立正中高への入学を視野に入れる受験生の皆さんに、3人がメッセージをお送りします。

3人からメッセージ
立正中高を目指す受験生の皆さんに対して、3人からメッセージをいただきました
柚花さん

柚花さん

受験勉強は大変だと思いますが、その先に楽しい生活が待っていると信じて頑張ってください。立正中高は勉強も部活も行事も思う存分に楽しめる学校です。女子トイレがデパート並みに綺麗なのもおすすめポイントです。

お母さま

お母さま

立正中高の大きな魅力は面倒見の良さです。先生方は生徒それぞれの個性を尊重してくれますし、常に真剣に向き合ってくださいます。仏教教育や人間が根底にあるので、価値観が合う子が多い環境も特色だと思います。

幸先生

幸先生

1クラス30人の中学校では、一対一の関係が30個あると考えてください。高校卒業後を見据えた進路指導では「何をしたいのか」をとことん突き詰め、それぞれの将来の夢から逆算した道筋を生徒と一緒に考えていきます。

編集後記

3人の話を聞いて深く印象に残ったのは、個々が輝ける学校であるということ。一人ひとりのできること、好きなこと、やりたいことを後押しする環境は、多様性が重視される現代において一層価値を増す場所だと言えるでしょう。

3人
3人が声をそろえるのは、それぞれの活躍できる場所がある学校だということ。いきいきとした学校生活が送れるはずです

5 受験生必見の立正祭は
9月28日(土)と29日(日)に開催!

中高ともに学校説明会では個別相談ブースも用意されています。

イベント情報

立正祭(文化祭)

9月28日(土)9:00~16:00

9月29日(日)9:00~15:00

入試相談も実施します。

中学校 第3回学校説明会【要WEB予約】

10月19日(土)14:00~16:00

前半は教育方針や教育活動について紹介する全体説明会、後半は学内見学が行われます。

高校 第2回学校説明会【要WEB予約】

10月26日(土)14:00~16:00

前半は全体説明会、後半は学内見学が行われます。

中学校 第4回学校説明会【要WEB予約】

11月9日(土)14:00~16:00

前半は教育方針や教育活動について紹介する全体説明会、後半は学内見学が行われます。

高校 第4回学校説明会【要WEB予約】

11月30日(土)14:00~16:00

前半は全体説明会、後半は学内見学が行われます。