玉川聖学院 中等部・高等部

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体験学習で!学校広報で!体験プログラムを通して輝く生徒たち

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東京・自由が丘駅近くにある玉川聖学院中等部・高等部(以下、玉川聖学院)。都内では数少ない中高どちらからも入学できるミッション系の私立女子校です。キリスト教精神に基づいた教育を基本に、自分の興味・関心に応じて自由に選ぶことができる体験学習「玉聖アクティブプログラム(TAP)」など、さまざまな体験を通して生徒の成長を育んでいます。その体験は生徒たちにどんな影響を与えていたのでしょうか。

1 体験プログラムで得た
将来の方向性

「玉聖アクティブプログラム(TAP)」は、「地球共生」「人間社会」「サイエンス」「芸術・メディア」「言語コミュニケーション」の5つのテーマごとに用意された校内外の体験プログラムを自由に選択できるものです。それぞれのプログラムでどんな体験をしたのか、3名の生徒にうかがいました。

T.S.さん(高校2年生)

T.S.さん(高校2年生)

小学生の頃から新体操を続けている。玉川聖学院には新体操部があるから受験。中学3年生の時に団体で関東大会に出場。

S.H.さん(高校2年生)

S.H.さん(高校2年生)

高校からの入学。軽音楽部に所属しギターとボーカルを担当。学校説明会で広報スタッフの生徒に接し入学を決意。

M.N.さん(高校1年生)

M.N.さん(高校1年生)

小学校1年生のとき、学院祭で初訪問。その後4年生で説明会に参加した際、広報スタッフに案内され、受験を決めた。

どんな体験プログラムに参加されたのでしょうか。

T.S.さん

T.S.さん

私はこれまで「花を植えようプロジェクト」や、「大学の講義を受けてみよう」というプログラムに参加しました。講義は東京医療保健大学の管理栄養学科の講義で、私は将来栄養学を学びたいと思っていたので、とても参考になりました。

花を植えようプロジェクト
「花を植えようプロジェクト」は学校前の花壇に花を植えていく(写真右から6番目がT.S.さん)
S.H.さん

S.H.さん

高校から入学したので、自由が丘のことを知りたい、馴染みたいと思い、自由が丘の「スイーツフェスタ」や「女神まつり」のボランティアに参加し、訪れた子どもたちと関わりを持ちました。

M.N.さん

M.N.さん

TAPには学校近くにある栗山農園で野菜を収穫するプログラムもあります。私は中等部のとき家庭科部に所属していたので、部員として野菜の収穫体験に参加しました。

参加した感想をお聞かせください。

T.S.さん

T.S.さん

大学の講義は2時間休みなしでとても疲れたのですが、一緒に参加した先輩が真剣な表情で講義を受けている姿が印象的でした。先輩も同じ進路を考えていて、その姿を見て、いずれ自分にも真剣に進路に向き合う時が来ると実感しました。

S.H.さん

S.H.さん

女神まつりは大雨で大変でした。でも街の方々と協力して、大雨の中テントの設営や荷物を移動させるなど臨機応変な対応ができました。また昼食場所も提供してくださるなど、悪天候の中でも温かさを感じました。

雨天の女神まつり
あいにくの大雨となった女神まつり。それでも貴重な体験に(写真一番右がS.H.さん)
M.N.さん

M.N.さん

1年生から3年生までの間に年2〜3回ほど農園で作業しました。夏の暑い時期はとても大変でしたが、収穫する楽しさは格別でした。家庭科部での参加だったので、収穫した野菜を家に持ち帰り各自料理して、その成果を学院祭で発表しました。

栗山農園(家庭科部,真ん中)
栗山農園での収穫体験(写真中央がM.N.さん)
料理(玉ねぎ・ナス)
収穫した新タマネギでM.N.さんが作った料理

この経験から自分自身成長したと思うところはありますか。

T.S.さん

T.S.さん

大学の講義では管理栄養士の仕事を間近に見る機会がありました。実際に仕事の様子を見るのは初めてで、栄養士より管理栄養士のほうが仕事の幅に広がりがあると思い、自分の中で将来の方向性が定まりました。

S.H.さん

S.H.さん

女神まつりでは地域の方の目に見えない努力、頑張っている姿に感銘を受けました。スイーツフェスタでは玩具メーカーのブースを手伝い、小さい子への接し方を学び、ボランティアにますます興味を持ちました。

おもちゃ博(左から2番目)
スイーツフェスタの玩具メーカーブースでは「おもちゃ博」を銘打って、さまざまなおもちゃを子どもたちが体験。S.H.さんも大活躍(写真左から2番目)
M.N.さん

M.N.さん

収穫体験をするまでは、農業は自分にとって遠い職業という感じがしていましたが身近に感じるようになりました。それに農園のオーナーは玉聖の卒業生の方なんです。誰でも頑張れば、いろんなことに挑戦し、成し遂げられるかもしれないと思いました。

2 学校広報スタッフとしても活躍中!
来場者の笑顔が原動力

同校では高校1年生から3年生まで、100名以上の生徒が学校の広報ボランティアとして活動しています。広報スタッフになるには部活動や委員会活動を行っていることが条件です。自身の都合に合わせて参加登録でき、説明会・学校案内を行い、最終的に2月の入試の手伝いも行います。

今回お話をうかがう3名も広報スタッフの一員です。

広報スタッフの活動で嬉しかったことは?

T.S.さん

T.S.さん

校内見学ツアーの際、笑顔でお礼を言われたことが嬉しかったです。また新体操部の質問をいただくことが増えたことも個人的にはすごく嬉しいですね。

S.H.さん

S.H.さん

入学オリエンテーションのお手伝いで、新高1の皆さんと一緒にお昼を食べた際に、広報スタッフに憧れて入学したという声を多く聞きました。また授業について質問を受けた際は、信頼して質問してくださったと感じ嬉しく思いました。

M.N.さん

M.N.さん

私はまだ学校案内はしたことがないのですが、先日の説明会で先輩のお手伝いをした際、3人くらいの方から質問を受けました。お答えした際に笑顔で「助かりました」と言ってくださって嬉しかったです。

大変だったことはありますか。

T.S.さん

T.S.さん

説明会では学校の良さを知ってもらうため、明るく対応することを大切にしていますが、入試の手伝いでは受験生の緊張感が伝わってきて、うまく対応できなかったなと思いました。次はもっといい対応ができたらと思っています。

S.H.さん

S.H.さん

高校からの入学なので、中等部の質問が答えられなかったときがありました。でも分からないことは分からないと素直に答えています。説明会は1回しか来られない受験生もいるので、1回1回を大切にしようと思っています。

広報スタッフ(職員室案内)
職員室を案内する広報スタッフ
広報スタッフ(教室クイズ)
学校説明会では受験生向けにクイズ企画も実施

3 未来の先輩から受験生たちへ

広報スタッフである皆さんから受験生へメッセージをお願いします。

M.N.さん

M.N.さん

終礼の時間は、自分の体験を聖書の言葉を用いて話すのですが、始まった途端にクラス全員の心が一つになる、私にとってはとても落ち着く時間なんです。またさまざまな教科の先生が担当する「総合科・人間学」の授業は、授業後の感想ノートを書くのは大変ですが、とても勉強になっています。こういう時間があるのはこの学校だからこそだと思います。

T.S.さん

T.S.さん

キリスト教で女子校ということを気にするかもしれないですが、入ってみたらとても楽しく、毎日が充実しています。また、新体操部がある学校は珍しいと思うので、ぜひ入部してほしいです。この学校に入ってから始めたという部員もいるので、初心者でも大歓迎です。

S.H.さん

S.H.さん

中学ではあまり積極的に係活動をすることはなかったのですが、この学校に入ってから、行事や部活動などで色々な役割を与えられます。一人ひとりが活躍できる機会がとても多いのが玉川聖学院の魅力の一つなので、皆さんが入学したら一緒に活躍できたらいいなと思います。

編集後記

玉川聖学院の魅力について聞くと、「女子校なのでのびのびしている」「アットホームな雰囲気」「職員室に入りやすい」という声が返ってきました。職員室のドアは常にオープン。気軽に入室して先生に質問できる環境にあり、生徒と先生の距離の近さを感じました。学校が醸し出す穏やかな雰囲気は、生徒が先生を信頼し、そして安心して学校生活を送ることができるからなのでしょう。

さまざまなチャレンジを用意している玉川聖学院。学校見学では広報スタッフの活躍にも注目してください。

中等部イベント情報

第2回オープンスクール

10月11日(金) 9:00〜15:00

授業見学

第2回プレミアム説明会(限定5組)

10月12日(土) 10:00〜12:00

安藤学院長による学校紹介

第4回学校説明会

10月19日(土) 10:00〜12:30

ウォークラリー

高等部イベント情報

第2回オープンスクール

10月11日(金) 9:00~15:00

授業見学

第1回プレミアム説明会(限定5組)

10月12日(土) 14:00~16:00

安藤学院長による学校紹介

第3回学校説明会

10月19日(土) 14:00~16:00

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