将来像を描くための多彩な学び「授業料無償化」で話題の学校
inter-edu’s eye
授業料無償化をはじめとする学校改革で注目を集める東洋女子高等学校(以下、東洋女子)。しかし、教育の中身こそが注目していただきたい最大のポイントです。「すぐに過ぎてしまう高校3年間のうちに、将来の夢が見つかるように」多彩な学習・体験に力を入れています。今回は、オンラインによる国際交流から大学レベルの学問領域に踏み込む特別講座にわたる新しい学校教育の姿について生徒にうかがいました。
「発言力を国際交流で培う」深く考えさせる教育
東洋女子に通って良かったと思うことを教えてください。
丸井さんただ正解を出す勉強ではなく、自分の意見を自分で出すということが求められる場面が多いため、考える癖がついたと思います。例えば、「アートマイル」という国際交流の授業では、オンラインを通してパキスタンの学校と協力して、壁画制作に取り組みました。その中で、壁画に込めるメッセージを議論して決めるときに、すごく深く考えている自分に気がつきました。
「落ち着きとアクティブ」重なり合う校風
学校の雰囲気を教えてください
丸井さん先生が一人ひとりに寄り添うように指導してくださいます。入学前の体験授業のときに、「生徒の意見をしっかり聞いてくれる学校なんだな」と感じたのですが、その通りの学校でした。いつも明るく、穏やかな空気感があります。でも、行事になるとガラッと変わることもあります。ドッジボール大会は全学年14クラスのトーナメント戦で盛り上がりました。
小村さん入学前、「おとなしい子が多い学校だよ」と聞きましたが、意外とアクティブな面もありますよね。もちろん、落ち着いた校風を感じる部分もあって、マナー講座の後は生徒全体がピシッとしていました。私も家族や友人に対する言葉遣いを自然に見直しました。
ICTを活かして切磋琢磨!
授業などの学習に関する学校の長所を教えてください。
丸井さん少人数制の授業で、疑問が残ることがないように指導してくれるところです。また、グループワークやペアワークを行うことが多く、仲間の生徒が教えてくれることもあります。答えを出すまでの筋道を一緒に考える時間はとても楽しいです。
小村さん放課後に英検対策の講座があって、目標に合わせた学習ができるのもうれしいです。準2級の講座に参加しているのですが、30人くらい生徒がいて、お互いに刺激を受けますね。
進路に向かって!土曜日の特別な授業
東洋女子のカリキュラムは、2年生から進路に合わせた8系統のコースに分かれて学ぶ仕組み。できるだけスムーズな進路決定を促すため、社会への視野を広げる学習「土曜講座」を実践しています。
「土曜講座」とはどんな授業ですか?
丸井さん8系統それぞれの内容にあわせた講座が開かれ、いずれかに所属してグループごとに生徒が決めたテーマに沿って調査・研究を行うというものです。私は看護分野の講座で、ナイチンゲールの看護論を読み込み、看護とは何かという議論を深めています。
小村さんそうした本格的な内容は2・3年生からで、1年生ではプログラミングや科学実験から社会問題に関する講義など、バラエティー豊かな講座に参加するという内容でした。普通の教科ではないことを勉強するのは面白いし、興味があることが誰でもきっと見つかると思います。
考えさせる学びは「世界を広げる」
東洋女子に入って成長したと思うところはどこですか。
丸井さん中学生時代は、授業中にあまり積極的に発言しないタイプで、「自分が発表する番が回ってこないといいのに」とよく思っていました。でも東洋女子に入ってから、意見を言うことにどんどん慣れていきました。
小村さん高校生になってから、とにかくニュースをよく見るようになりました。入学後、社会への興味を持つようになったからだと思います。授業や講座でも考えさせられることが多くて、世界が広がるきっかけがたくさんありました。
将来像を明確に!進路選択に全力の先生たち
続きまして、東洋女子の教育に込められた思いについて広報ご担当の宮田秀一朗先生にうかがいます。
東洋女子の強みを教えてください。
宮田先生教員が生徒一人ひとりを細かく見ていて、生徒も素直に心を開いているところです。そうした信頼感が生まれるのは教員の接し方がとても柔らかいからでしょう。東洋女子に勤務してから、私は教員の怒鳴り声を一度も聞いたことがありません。
東洋女子の生徒の成長過程を教えてください。
宮田先生東洋女子の進路指導は1年の夏に始まり、2年生からはおよその方向性は固めていくという流れになります。その中で、教員のサポートを受けながら興味のある職業について詳しく知り、具体的な将来像とその実現のために進むべき大学を明確にしていきます。その土台として、社会を知るための多彩な学びを実践しているというわけです。
受験生へのメッセージをお願いします。
宮田先生東洋女子の教育は生徒の個性を発揮できるように組み立てられています。皆さんの輝ける場所が必ず見つかる学校だと胸を張って言えます。自分を変えたいという気持ちがある方に、ぜひ本校の門を叩いていただきたいです。
編集後記
最高の進路選択に必要なものは、「視野の広さ」と「先生への信頼感」。どちらも兼ね備えている東洋女子は、確信の持てる3年後へとつながる優れた学校です。多彩な学びが皆さんを待っています。
イベント情報
イベント名 | 日時 |
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第1回学校見学会 | 2022年6月18日(土) 14:30〜 |
第2回学校見学会 | 2022年7月9日(土) 14:30〜 |
第1回オープンスクール | 2022年7月23日(土) 10:00〜 |
第3回学校見学会 | 2022年7月30日(土) 10:00〜 |
第1回学校説明会 | 2022年8月6日(土) 10:00〜 |
第2回オープンスクール | 2022年8月20日(土) 10:00〜 |
第2回学校説明会 | 2022年8月27日(土) 10:00〜 |
第3回学校説明会 | 2022年9月10日(土) 15:00〜 |
第4回学校説明会 | 2022年9月25日(日) 10:00〜 |
第5回学校説明会 | 2022年9月25日(日) 14:30〜 |
連載コンテンツ
進路別のコースで「未来に確信が持てる学校」
進路への意欲を明確化する探究・キャリア教育に力を入れている東洋女子高等学校。生徒と先生のお話から、他校にない強みを探ります。記事を読む≫
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