東洋女子は「自分らしさが見つかる学校」生徒・保護者インタビュー
inter-edu’s eye
授業料無償化プランや希望進路別のコース編成が注目されている東洋女子高等学校(以下、東洋女子)。今回は、生徒と同校卒業生の保護者から進路指導や日々の学習についてうかがいます。発想力を伸ばしつつ、目標意識を高めていく東洋女子の3年間。その中で生徒が「自分らしさ」に気づく過程が見えてきました。
「進路につながる8系統の学び」とは
まずは生徒お二人から学校生活についてうかがいます。
インターエデュ(以下、エデュ):お二人とも現在高校3年生ですが、東洋女子の進路実現につながる強みはどこだと思いますか。
黒田さん:2年生から希望進路に応じた8系統の学習・進路指導を受けられるところです。私は「看護・医療系」に所属していて、助産師を目指して勉強しています。進学先選びも先生と一緒に各校の長所・短所を細かく探りながらできて、本当に助かりました。
小野寺さん:私は「理学・工学・建築系」に所属しています。放課後の補講で、受験対策に特化した学習ができるのがありがたいですね。どの教科の講座もだいたい参加生徒は4~5人で、先生から個別指導を受ける場面が多いです。
学習はICTで効率的!コミュニケーションの場も充実
エデュ:学習面についてお聞きします。先生に質問はしやすいですか。
黒田さん:とても相談しやすいです。放課後でもタブレットPCのアプリを使って先生に質問できるので、自宅でも先生とつながっている状態です。
エデュ:学校の雰囲気教えてください。
小野寺さん:全体的に教室の日当たりが良くて明るい雰囲気ですね。生徒も2年生から希望進路別にまとまっているので、共通の目標があって仲が深まります。そしてコミュニケーションの場があるのも良いところです。カフェテリアには、いつ行っても誰かしら友だちがいて、よく話し合っています。
特別授業「土曜講座」で考える力が伸びる
エデュ:授業や学習に関する東洋女子の長所を教えてください。
黒田さん:どの教科も丁寧に教えてくれるし、質問にも素早く対応してくれるところです。このほかにも「自分で考え、話し合い、発表する」機会が多いのも長所だと思います。
小野寺さん:教科の枠組みを越えて、大学で学ぶような専門的な内容にも踏み込む「土曜講座」という授業があって、そこで考える力が伸びました。
エデュ:「土曜講座」とはどのような授業ですか。
黒田さん:「女性史」「プログラミング」「土壌生物の世界」など多岐に渡るテーマの講座が開かれていて、いずれかに所属して研究活動や調査活動をグループで進めるというものです。高校3年生の1学期まで受講する仕組みで、私たち二人は「未来都市を考える」という講座に参加しました。
エデュ:「未来都市を考える」という講座ではどんなことに挑戦しましたか。
小野寺さん:街づくりの課題を幅広い視点から探して、防犯や公衆衛生など、生徒が思い思いのトピックについて調べ物をしつつアイデアを出し合い、よりよい都市の在り方を探るという授業内容でした。他教科よりも自由度が高く、自分の興味に沿って深堀りしていけるので面白かったです。
変わらない「先生の熱意」OGの保護者から①
進路指導と発想力育成に力を入れる東洋女子。その学校環境は保護者の目にどう映っているのでしょうか。お二人のお母さまはいずれも東洋女子の卒業生ということで、在学中のことも交えながらうかがいます。
回答者:黒田千世美さん
エデュ:ご自身が在学中のときと現在とで変わらない東洋女子の長所を教えてください。
黒田さん:先生方が生徒思いで熱心に指導してくださるところです。私自身、在学中にたくさんの励ましを受けて、現在の仕事に就くことができました。娘も納得いくまで進路の相談に乗ってもらっていて、将来への目標意識も高まっているようです。
エデュ:受験生の保護者に注目してほしい東洋女子の魅力を挙げてください。
黒田さん:校舎は教室も水回りもすべて明るく清潔です。カフェテリアのランチがリーズナブルで美味しいのもいいですね。もちろん教育活動も充実しています。コロナ禍の休校でもオンライン環境がすぐに整いましたし、教科の学習以外についてもマナー講座がありました。思いやりのある素敵な女性になれる学校だなと感じています。
「生徒の性格を把握した指導が魅力」OGの保護者から②
続いて、小野寺さんのお母さまにもご登場いただきます。
回答者:小野寺絢子さん
エデュ:東洋女子に安心してお子さまを預けられる理由を教えてください。
小野寺さん:1学年の人数が多すぎないため、先生が生徒の性格を把握して指導してくださいます。先生方はベテランと若手のバランスがとれていて、生徒との距離感もちょうど良いようです。明るく落ち着いた、楽しく通える学校だと思います。
エデュ:東洋女子の教育活動の長所はどこだとお考えですか。
小野寺さん:私の在学中から進学する生徒がほとんどで、学習環境が整っていました。現在の学習内容に関しては、「土曜講座」などの教科の枠組みを超えて考える力を伸ばすものが良いですね。大学入試でも総合的な思考力が問われるようになったので、今後につながる学習だと思います。難しい内容も身近な題材から興味を持ちやすくしてくださっているようです。
進路指導は1年生から!自分の言葉で夢を語れる生徒たち
生徒お二人の担任の先生にもご登場いただき、指導の中で大切にしていることをうかがいました。
エデュ:進路指導に関して取り組んでいることを教えてください。
柳井先生:高校1年生では、自分の将来について深く考えるように指導し、早いうちから進路を明確化していきます。そして、2年生で各大学への志望理由を考えたり、自己分析を進めたりして、3年生では志望大学を確定させるという流れです。受験を目前にしても慌てないように早めの準備を進めています。
エデュ:3年間かけて生徒はどのような成長を遂げますか。
柳井先生:東洋女子では、生徒が自分で考えて、表現する機会が多くあります。高校3年生になると自分の希望進路を自分の言葉で語れるようになるのも、その影響でしょう。SDGs関連の学習を通して、社会にも目を向けているので「将来は社会貢献したい」という生徒に「どう社会貢献したいの?」と聞けば、ハッキリと答えを返してくれます。
「自分らしさが必ず見つかる」受験生へのメッセージ
エデュ:最後に受験生にメッセージをお願いします。
柳井先生:「進路別の8系統の学習を行います」と言うと、受験生の方から「まだ夢が決まっていないのですが大丈夫ですか」と聞かれることがあります。そうした心配はいりません。東洋女子では夢が見つかるように全力で後押しするので安心してください。きっと皆さん一人ひとりが自分らしさを見つけることができます!
編集者から見たポイント
高校3年間は長いようであっという間に過ぎていきます。しかし、1年生から進路指導に力を入れている東洋女子では、短い高校生活を未来のために有意義に使い切ることができるでしょう。
学校公式サイトへ ≫連載コンテンツ
自分らしい進路が見つかる!生徒主体の女子校
東洋女子高等学校の魅力について、生徒会役員の皆さんと御指導されている先生に学校の魅力についてお聞きしました。生徒が「自分らしい進路」を見つけられるよう工夫を重ねる東洋女子の熱意に迫ります。記事を読む≫
スペシャル動画
-
3:08
安心できる施設が整う女子校!
魅力的な5つの施設をご紹介します
2022年9月6日
施設紹介
-
3:01
東洋女子オープンスクールに密着
毎年人気の理科の体験授業をご紹介
2021年12月7日
授業紹介