上野学園の探究学習で将来の夢が見つかる!進路も決まる!大学との連携も

上野学園の探究学習で将来の夢が見つかる!進路も決まる!大学との連携も

inter-edu’s eye

国内最大級の博物館や美術館に囲まれた上野学園中学校・高等学校(以下、上野学園)。恵まれた環境を活かして、学問に触れることができる伝統校です。その強みが色濃く表れるのが、生徒自らが決めたテーマに沿って調査・研究を重ねていく探究学習。こちらをきっかけに多くの生徒が進路を決める「将来につながる学び」となっています。しかも、大学との連携により、その内容を深化させていくとのこと。全受験生必見です。

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「好き」に出会うことが大学につながる!

まずは先生から上野学園が探究学習に込めた思いをうかがいます。

竹澤陽介先生(地歴科)
竹澤陽介先生(地歴科)。進路指導部主任と探究科主任を兼任されています。上野学園の強みを聞くと、「生徒が自分で判断し行動する経験を通して、自分の価値や役割を『自覚』できること」のご回答がありました

インターエデュ(以下、エデュ):上野学園にとっての探究学習の意義を教えてください。

竹澤先生:本校の探究学習は、自分の「好き」に出会える大切な場です。「好き」や「ワクワク」を見つけた生徒は、意欲的に幅広い知識を獲得しようとし、自ら行動して疑問の答えを見つけようとします。この成長過程は、生徒が自ら学ぶ存在「学修者」になるために欠かせないものだと考えております。

エデュ:探究学習で伸びる力を教えてください。

竹澤先生:問いを立て、自ら問いの答えを探すノウハウを身につけることによって、社会に出てから待っている様々な課題や困難に対して、自己解決を図る力を養うことができます。さらには、協働的な探究活動によって、他者との調整力や責任感などの社会的スキルを身につけます。こうしたさまざまな非認知能力は、多様化する大学受験において高く評価され、「学力」頼みではない進路実現を可能にしています。

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上野学園の三つの強みをご紹介

演奏会の様子
上野学園は「ひとり一つの楽器」という専門家から楽器演奏を習う他校にはない授業があります。演奏会はお子さまの成長を目の当たりにできる貴重な機会です

エデュ:探究学習に関する上野学園の長所を教えてください。

竹澤先生:本校の探究学習は、優れた学習環境を最大限に活かした学びとなっています。一つ目は「立地」です。上野・浅草は文化・自然・科学・芸術・国際・伝統の宝庫です。
二つ目は「少人数教育」。探究学習は一人ひとりの興味・関心をもとに行う究極の個別学習です。上野学園は少人数教育の良さを活かし、一人ひとりの探究学習に寄り添うことができます。「自分自身がわからない」という生徒も徹底した対話によって、何が好きなのか、何をしてみたいのかを引き出します。
三つ目は「音楽教育」の伝統です。音楽を取り入れた協働的・体験的な学びが、探究活動でも活かされます。周りと音を合わせる、自分だけの役割を担う、他者のために努力する。こうした協働的スキルは、探究活動においてはチームでの役割を担ううえで、自然と発揮されるようになります。

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中学校の「上野学園フィールドワーク」

探究学習は、教科書のない学び。最初は戸惑いを隠せない生徒たちも調査活動を進める中で、学校の外部の方とも当たり前のようにコンタクトが取れるようになり、成果発表を乗り越えるたびに自信を持つ姿を見ることができます。まずは、中学生にお話をうかがいます。

回答者 R.Mくん 中学3年生 軽音楽部

エデュ:探究学習ではどのようなことに取り組んでいますか。

R.Mくん:中学生は「上野公園フィールドワーク」という授業があり、学校の周りを見渡して、疑問を持ったことについて答えを導き出すことに挑戦しています。僕はアメ横の歴史について詳しく調べています。

校外学習
上野学園は校外学習でも社会課題に関して聞き取り調査をします。知らない土地で知らない人にインタビューする経験が探究学習への積極性を高めます

エデュ:「上野公園フィールドワーク」を経験して成長したところを教えてください。

R.Mくん:さまざまなことに対して、より具体的な意見を持てるようになりました。また、疑問に対する仮説の導き方や、その疑問にあった調査方法の探し方などが多少わかるようになりました。今後の学習に活かしていきたいです。

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校外で現実社会に触れる!高校の探究

中学校での学びを経て、社会に対する好奇心を高める生徒たち。高校に進学すると、探究学習を将来の進路と関連付けて、「大人になったら何がしたいのか」を自覚できるようになります。

回答者 M.Yさん 高校2年生 軽音楽部・アニメーション部・科学部

エデュ:探究学習ではどのようなことに取り組んでいますか。

M.Yさん:なかなか適切な支援が受けられない軽度の発達障害がある子どもの居場所づくりをテーマとして活動しています。ボランティア団体に参加し、実際に子どもたちと向き合いながら、文献調査やインタビューなどのさまざまな手法を駆使して、充分な教育環境をつくるために何が必要かを探ってきました。

エデュ:探究学習を通して、成長したところを教えてください。

M.Yさん:行動力です。文献や統計だけではやはり足りないことがあり、そんなときに自分で調査をすることが当たり前になりました。そのほかにも、小さな出来事から歴史や政治などの大きな背景を探ることができるようになりましたし、客観的な根拠に基づいて論を進める大切さを知りました。

エデュ:今後、探究学習の経験をどのように活かしていきたいですか。

M.Yさん:今は大学入試に向けて、さらに知見を深めています。そして、大学で特に初等教育について学びたいと思っています。就職する際にも子どもたちの居場所について考えながら、進むべき道を選びたいです。

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大学との連携強化!桜美林大学との実践

上野学園の探究学習では、学問や実社会に触れる機会が得られます。再び竹澤先生にご登場いただき、こうした教育活動の中の新たな取り組みについてうかがいます。

エデュ:探究学習に関する新たな取り組みを教えてください。

竹澤先生:大学と連携した探究学習を一層充実していきます。現在、高校2年生の最初の段階で、桜美林大学とともにつくった「ディスカバ」プログラムという探究活動を生徒に体験してもらっています。大学の先生や第一線で活躍されるプロの方から「お題」を出していただき、その内容についてチームで探究するというものです。ここでの学びを大学で活かしてもらいたいです。

大学と連携して行う教育活動
大学と連携して行う教育活動は専門的な内容に踏み込みます。だからこそ、生徒たちは学問に触れ、大学進学後の学びをイメージできるのです

エデュ:大学との連携を強化するのはなぜですか。

竹澤先生:大学の学びを体験することは、生徒のより良い選択につながります。探究学習の授業以外でも、大学の先生や専門家の方が講師を務める「放課後チャレンジ講座」も数多く用意しています。すでに、「日常にある数学」などの「理系チャレンジ」、フランス語でフランス文化を学ぶ「語学チャレンジ」、対話を通して自分を見つめる「哲学チャレンジ」などを開講しています。来年度以降、講座の種類を増やし、一人ひとりの「好き」や「ワクワク」を引き出す多様な機会を提供します。

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「本気で学びたい」から始まる進路実現

学問に触れる体験を通して、生徒に大学選びのヒントをくれる上野学園。探究学習の根幹にある生徒の進路実現に関するお考えをうかがいました。

エデュ:生徒の進路実現に関して大切にしていることを教えてください。

竹澤先生:生徒が本気で学びたいと思えるものを見つけることです。生徒とマッチングした進路を、我々は全力で実現します。大学の名前や偏差値で進路を決めることは絶対にしません。一人ひとりと対話し、探究活動や学校生活での経験を大切にして、最大限のサポートをすることで「全員第一志望合格」を目指します。

編集者から見たポイント

将来やりたいことはなかなか見つからないものです。しかし、上野学園なら、お子さまにピッタリの進路が見つかるでしょう。ぜひ、熱意溢れる教育内容をチェックしてください。

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イベント日程

イベント名 日時
学校説明会「保護者から見た上野学園」 2021年9月19日(日)10:30〜11:30
学校説明会「入試の傾向と対策」 2021年10月30日(土)14:00〜16:00
学校説明会
「上野学園の中学校生活(個別相談会)」
2021年12月4日(土)10:00〜12:00
学校説明会「上野学園の魅力と入試対策」 2022年1月15日(土)10:00〜12:00
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連載コンテンツ

「自分を知り、進路が決まる」学問・文化の中心地だからこその学び

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    2021年12月28日

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