目指せ東大! ハイレベルな取り組みが光る安田学園の先進コース
inter-edu’s eye
グローバルリーダーの育成と最難関校合格を掲げる安田学園中学校・高等学校(以下、安田学園)の先進コース。今年はついに1期生が卒業。生徒たち、そして先生たちの頑張りが1つの実を結んだ年です。
そんな先進コースの取り組みや生徒たちの様子について、お話をうかがいました。
高度な思考力を養う「先進コース」
安田学園の先進コースは表現力や探究力を養い、グローバル社会に貢献する人材を育成する中高一貫コース。自ら考えそして学び、創造的学力と人間力を持つ人材を世の中に多く輩出することが大きな目標です。仮説を立て議論やリサーチを重ねて検証しその結果を発表する「探究」の授業など、生徒の知的好奇心をくすぐりながら、より高度な思考力を形成する独自のカリキュラムを組んでいます。
大満足!先進コースの6年間
先進コースの立ち上げ当初からコース長を6年間務めた柴沼孝幸先生にインタビューを実施。ねらいや手ごたえ、今後についてうかがいました。
インターエデュ(以下、エデュ):先進コース設立のねらいとは何でしょうか。
柴沼先生:先進コースはグローバルリーダーを育成するコースです。そのためにすべての教科で学びのある授業、生徒たちの知的好奇心をくすぐる授業を意識しています。こういった抽象的なものの達成度を評価するために、最難関国立校、特に東京大学への合格という具体的な目標も掲げています。
先進コースについて詳しく ≫エデュ:先進コースの生徒について、印象を教えてください。
柴沼先生:明るくて個性的、そして知的好奇心旺盛な子ばかりです。我々教員が手を出さずとも自分たちで動き、こちらからの働きかけにも応じてくれる。とても素直な生徒たちです。
エデュ:先進コースを担当する教員についてはどう感じていますか。
柴沼先生:おどろくぐらい情熱的です。教員同士の情報共有がかなり徹底されていますし、コミュニケーションもスムーズ。たとえば、1人の先生が独自に作ったシラバスやプリントも他学年・他教科に共有されて、一丸となって先進コースを大切に育てようという意識が見えます。教員同士が連携することで、きめ細かく生徒に寄り添っていますね。
エデュ:ついに1期生が卒業しました。手ごたえはいかがですか。
柴沼先生:幅広く教養を高めたいという意欲ある生徒を育てられた実感はあります。先進コースに入ったからこそ生徒たちは最難関校を目指し、先生たちもその思いにこたえて何とかしようと指導していました。また、1年ごとに先進コースを受験する生徒のレベルも上がってきました。外部からも注目され認められていると感じています。
エデュ:今後の展望を教えてください。
柴沼先生:レベルの高い生徒が集まるようになって、切磋琢磨する環境がさらに整ってきました。今後はほとんどの生徒が最難関国立校にチャレンジするようになるでしょう。
人数が増えてもハイレベルなプログラムを提供し続け、新たなニーズにもこたえられるよう、今後も先進コースを拡充していきたいです。
先進コースだからこそ! ハイレベルなカリキュラム
先進コースでは高1で個人論文を書き、高2ではイギリス・オックスフォード大学で論文のプレゼンテーションをする機会を設けています。(過去の特集で詳しく)
来年の論文発表に向けて準備を行う4年生(高校1年生)の4人に、先進コースについてうかがいました。
エデュ:カナダでの語学研修はいかがでしたか。
鈴木さん:英語力不足を感じ、勉強のモチベーションにつながりました。
橋本くん:家や街のつくりなど、文化の違いを知れたのが良い経験でした。
工藤くん:元々消極的なタイプでしたが、自分から積極的に話そうと奮起してからは、ちゃんとコミュニケーションが取れるようになりました。
エデュ:オックスフォード大学での英語論文発表の準備はどうですか。
鈴木さん:主観的になりすぎないよう先生の指導を受けながら、世界に発信できるよう頑張っています。
牛(ぎゅう)さん:せっかく海外へ行くのだから、ジェスチャーなどを入れてしっかり発表したいです。
エデュ:クラスの雰囲気はどうですか。
牛さん:クラスというか先進コース全体でみんな仲が良いです。
橋本くん:でも試験前にはみんな一生懸命勉強して競い合っています。
工藤くん:みんな個性的で、それぞれが頭の中に自分の世界を持っている感じです。
エデュ:今後、力を入れていきたいことは何ですか。
牛さん:勉強も部活も全部です。
鈴木さん:勉強しながら趣味も楽しんで、充実した高校生活にしたいです。
エデュ:今後の目標を教えてください。
橋本くん:難関国公立進学で、情報や機械についてもっと学びたいです。
鈴木さん:歴史が学べる大学へ入り、いろいろな経験をしたいです。
工藤くん:できるだけ良い大学に入って、環境の良い企業に勤めたいです。
牛さん:やりたいことはまだ決まっていませんが、難関国公立に入って自慢したいです。
編集者から見たポイント
柴沼先生によると、兄弟で安田学園に通うご家庭も多いそう。親御さんや下のお子さんが安心して入学を決められる環境だということが分かりました。自分たちの経験や探究テーマについて熱いまなざしで語ってくれた生徒たちの姿も印象的でした。ハイレベルな取り組みと個性的で知的好奇心旺盛な生徒が集まる先進コースは、現代の大学受験に必要な思考力や発信力と、グローバル社会を生き抜く力を養える、すばらしい環境と言えるのではないでしょうか。
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