入試直前情報
2020年度 一般入試(総合コース)
国語
大きく、三つの問題から構成されています。
第一問は、漢字の読み書きです。読みを5問、書きを5問出題します。
配点は書きが各2点、読みが各1点です。
第二問は、3,000字程度の小説を用いた問題です。登場人物や場面をしっかりと把握する訓練をしておきましょう。答えはすべて本文から読み取れます。「本文のここにこのことが書いてあるからこれが答えだ。」という考え方を身につけてください。
第三問は、3,000字程度の説明的な文章を用いて、基本的な国語力を問います。読解問題、文法問題などです。読解問題では、接続語や指示語に関しての問いが毎年出題されています。また、出題されるのは、問題文中で筆者が一番述べたい部分に関わっていることが多いです。形式は、記号、記述、両方ありますが、問いに則した解答をこころがけて下さい。
対策としては、例年と問題の形式や難易度には変更はありませんので、過去問題で時間をはかって問いてみて、自分の弱点をつかみ、その弱点を克服できるようにしていくとよいと思います。
算数
問題番号 | 設問内容 | 解説 |
---|---|---|
第1問 | 計算問題5問 | 四則演算、分数の加減、分数・小数混合の四則演算など |
第2問 | 単問3問 | 整数、濃度、割合、つるかめ算、仕事算、平均など |
第3問 | 統計の問題 | 割合、平均など |
第4~6問 | 文章題、図形問題 | 小問が2~3問ずつ。図形は平面図形。文章題は濃度や場合の数など |
第7問 | 自学創造問題(記述式) | 理由や途中式、考え方などを問う問題が1問 |
1問すべて5点ですので、解ける問題を確実に得点につなげ、60点以上を目指しましょう。
理科
例年と同様、「生物」「地学」「化学」「物理」の4分野から1題ずつの4題が出題されます。各分野とも、基本問題を中心に出題しています。出題は標準的な問題を中心に、基本的な事項が満遍なく身についているかを確認します。さらに、原理や現象を言葉で説明し、図を見て考える練習もしておいてください。
難問や奇をてらった問題ではなく、標準的な問題です。本校の過去問や、市販の受験用問題集を丁寧に繰り返し解くことが対策になります。
社会
社会科の問題は幅広く出題します。歴史分野・地理分野・公民分野の3分野から出題しますので、偏ることなく網羅的学習が必要です。
地理分野
基本は地図です。日本地図をおおまかにでも頭に入っているのとそうでないのとでは、勉強の進み具合は変わってきます。地図を活用し、重要事項をまとめて下さい。また、地理の知識がしっかりしていれば、歴史や時事問題の理解も助けることができます。
歴史分野
とにかく大きな流れをつかむことが大事です。時代のおおまかな流れをしっかり頭に入れ、それぞれの出来事がどの時代のどの時期にあてはまるかを常に考えて下さい。時代・出来事・人物を正確につかんで下さい。
公民分野
機械的に暗記することも必要ですが、仕組みを理解することが一番大切になります。仕組みを知ったうえで、覚えていくと頭に残りやすいと思います。また、時事問題も毎年出題していますので、社会で起きている出来事に積極的に関心を持って下さい。過去問題集で重要事項を繰り返し学習して下さい。
2020年度 先進特待入試(先進コース)
国語
全体
「読む力+書く力」をみます。次の力を必要とする問題を出題します。
・ある程度の長さの文章を丁寧に読み取り確実に理解する力
・根拠を明確にしたうえで自分の言葉を用いて書く力
基本に忠実に出題し、奇抜な問題はありません。
出題内容
漢字問題、評論文、小説文の計3題
漢字問題
・読みが5問、書きが5問
・原則として小学校6年生までに習ったものから出題
・書きの配点は各2点、読みの配点各1点です。
小説文
・本文は3000字程度
・設問は10問程度
・書き抜き以外で、自分の言葉を用いてまとめる記述問題
・本文中から根拠を明確にして解答する問題
・本文から表現の問題を出題
評論文
・本文は3000字程度
・設問は10問程度
・書き抜き以外で、自分の言葉を用いてまとめる記述問題
・論理的にものごとを考える力を問う問題
※小説文、評論文のどちらかから
・本文から慣用句など語句の問題を出題
・本文から文法問題を出題
算数
第1問は小問集合、第2~4問は文章題
小問集合 6点×10問
・四則演算、還元算、整数問題、時計算、濃度、ニュートン算、場合の数など、図形問題2~3問
・基本レベルの問題が4問、標準レベルの問題が4問、応用レベルの問題が2問
文章題 答えのみを書く問題1題(10点)、求める過程を書く小問を含む問題2題(各15点)
・速さに関する問題、場合の数、平面図形、割合など
・求める過程を書く問題は加点方式で採点をします。式・考え方・答えなどの合っている部分の点数を合計します。答えだけが書かれていても点数にならないことがあります。
・グラフの利用についても出題されます。
理科
物理分野、化学分野、生物分野の3分野から出題されます。
・実験データや与えられた文章から情報を読み取る問題。
・初見の実験や観察に対する考察力を問う問題
・計算、作図、短文で説明する問題は必ず出題されます。
・基本的な用語や語句を問う問題も出題されます。
社会
・歴史分野、地理分野、公民分野の3分野から幅広く出題します。したがって、偏ることなく網羅的な学習が必要です。
・解答箇所は、25箇所前後
・解答方法は、選択式または記述式 (記述式は、簡単な理由の記述を含みます)
・一問一答型だけではなく、関連展開型の問題形式もあります。
・グラフや表・(年表・地図)などを正確に読み取り、読み取ったことを比較し関連付け、総合的に考えその意味や意義を解釈し、その考えを自分の言葉で表現できる力が必要です。
・そのため、知識を覚えるだけの学習ではなく、社会で起きている出来事に積極的に関心を持ち、主体的に考えることが大切になります。そこで、調べ学習により言葉の引き出しを増やし、どんな問題を問われても解答できるようにしておいてください。
英語
全体
英語の読み書きのために必要な基礎的な力をみます。基礎的な力の具体的な水準として、英検4級と3級のレベルの問題を半分ずつ出題することを想定しています。読み書きのための力をみることが主眼のため、出題は筆記試験のみとし、リスニングテストは行いません。出題形式は、英検4級・3級の筆記試験に準ずる形となりますが、一部記述問題もあります。
したがって、試験の準備学習としては、英検4級・3級の筆記試験の問題演習が有効となります。
また一部記述問題もありますので、スペリングも練習する必要があります。
出題内容
単語・熟語・文法問題、会話文完成問題、語句整序問題、読解問題、英作文問題の5種類の問題を出題します。
単語・熟語・文法問題
英文を完成させるために、文中の空欄に入る適切な語(句)を選択または記述する問題です。
会話文完成問題
2人の会話文で、どちらかの発話の一部または全部が空欄となっていて、そこに入る適切なものを選択または記述する問題です。
語句整序問題
与えられた日本文の意味を表すように英文を並べ替える問題です。
読解問題
英文の内容に関する質問の答えとして適切なものを選択または記述する問題です。
英作文
与えられた日本文の意味を表すように英文を書く問題や、身近な内容を英語で記述する問題です。
2020年度 先進特待入試(先進コース)公立一貫校型
適性検査型問題出題の基本方針と問題構成
出題の基本方針
- 与えられた文章から読み取ったことがらを、的確にまとめ、適切に表現する力をみる。
- 与えられた会話文、グラフ、表、資料などを分析、考察し、そこから導かれることがらを適切に表現する力をみる。
- 与えられたグラフや表から、割合等を求める立式ができ、正確な計算ができる力をみる。
- 図形や数理に関して、今までに得た知識をもとに、発展的な思考ができるかをみる。
- 身近な社会生活に関する課題を理解し、問題点を考察できる力をみる。
問題構成
第1回先進特待入試・第3回先進特待入試・第5回先進特待入試
適性検査Ⅰ | 45分 | <出題方針> 文章の論旨を客観的に読み取り必要な情報を総合して考える力、自分の考えを自分の言葉でわかりやすく表現できる力をみる。 <問題の構成> 2つの論説的文章を題材とした大問1問、うち小問5問。問題1~4は記述・抜き出し問題。問題5は350~400字の作文問題で読解力や表現力をみる。 |
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適性検査Ⅱ | 45分 | <出題方針> 個別の知識をもとに、それらを活用する総合的な課題解決能力をみることを重視する。 <問題の構成> 大問3問。(第1回、小問3・4・3問)(第3回、小問4・4・3問) 大問1は算数的分野、大問2は社会的分野、大問3は理科的分野。 |
適性検査Ⅲ | 30分 | <出題方針> 個別の知識をもとに、それらを理数系の課題に活用する総合的な解決能力をみる。 <問題の構成> 大問2問。(第1・3回とも小問3・4問) 大問1は算数的分野、大問2は理科的分野。 |