安田学園中学校・高等学校

「考える楽しさを味わい、グローバルな『探究力』を育てる。」東京大学をはじめとする最難関国立大の進学を目指す「先進コース」は、自ら追究し、学ぶ力を中高一貫の6年間ではぐくみます。5年生（高2）までは、基礎学力、学習力を育て、「なぜ」に対して答えることを習慣化する授業を重視。そして、課題解決に向けて論理的に追究する力が身につくようなプログラムを取り入れています。

野外探究・磯

「自然（生物）」をテーマに様々な生き物の観察を通して疑問を発見し、仮説を考え、実験などによる検証を行います。
上野動物園での野外探究（年3回）、夏休みに2泊3日で千葉県館山市にある東京海洋大学の施設で「磯の探究」を実施し、文化祭や校内発表会でポスター発表を行います。

国立科学博物館附属自然教育園での森林探究

今年は「新潟県十日町市にトキが住める環境をつくる」がテーマです。トキの生態や十日町市について考え、さらに生物多様性などさまざまな分野について考えを広げることがねらいです。6月には国立科学博物館附属自然教育園での「森林探究」、夏休みには新潟県で2泊3日、耕作放棄地をビオトープに造りかえる野外探究を実施。まとめたものは文化祭と校内発表会でプレゼンします。

「疑問」を持ったテーマに対して、「仮説」を立て、それを「検証」する。1年生～5年生の間、このサイクルを繰り返すことにより、自ら疑問を発見し、それを解決する力を養うことを目指しています。また、「探究」で培った「疑問を持つ」ということが、各教科の学びにおいても活かされていくこともねらい。将来、答えのない課題や困難な課題に立ち向かう力となることを目的としています。

今年は東大合格者も輩出し、難関大の合格実績が年々上がっている安田学園。最難関国立大をはじめから視野に入れた「先進コース」の1期生は現在、5年生（高2）。右肩上がりの結果を上げ続けている同校の新たな教育が、どのように飛躍していくのか、さらなる期待がかかります。「探究」を通して身につけた力をどのように発揮するのか、今後も要注目です。