大学入試傾向分析インタビュー 城北中・高等学校
学校の特色について教えてください
城北中学校・高等学校は、明治期の私立城北中学校の校長を務めた深井鑑一郎とその教え子の井上源之丞によって、同校の再興を目指し昭和16年に創立された。
教育の基本は、儒学に裏付けされた「質実厳正」を旨とする人間形成と、社会の指導者育成の為の上級学校進学にあった。その指針として「着実・勤勉・自主」を校訓とし、中高一貫の男子校として今日に至る。
三期体制、少人数授業、文理コース、夏冬の講習会等を通しての勉強面の向上と、クラブ活動・泊行事による体験に基づく人間的成長の両立を目指している。
今年の受験傾向を教えてください
本年の受験動向に大きな影響を与えたのは、やはりセンター試験の平均点の大幅な低下でした。大きく下げた国語や数学IAはもちろん、他の科目の小幅な低下も加わり、その影響は、文系より理系の生徒に大きく出たように見受けられます。この影響を受けて全国の受験動向で近年、顕著でありました”安全志向”や”現役合格志向”が本校の生徒にも、より強く現れる傾向があったかと思われます。残念ながら予定していた得点に及ばなかった生徒は、志望校の変更をせざるを得ない訳ですが、このような生徒が、理系でより多くいたようです。