2013年 東大・京大入試傾向分析インタビュー　河合塾

今年の東大・京大入試傾向について教えてください

2013年国公立大志願状況より、東大・京大の入試概況

［東大］
前期日程は前年比93％と志願者が減少した。文科類は文科二類が前年比105％、文科三類が同114％と昨年の志願者数を上回ったものの、最難関である文科一類の志願者が同73％と大幅に減少した。法学系の不人気に加え、センター試験難化から文科二類・三類へ志望を切り替えた受験生が多かったのではないか。志願倍率は3倍を割り、13年ぶりに第一段階選抜が実施されなかった。

理科類は、理系人気に伴い昨年の模試では安定した人気を示していた。しかし、理科一類・二類ではそれぞれ約１割志願者が減少した。

［京大］
前年比103％と志願者が増加した。近年、他地域受験生の増加が目立つなど京大人気が感じられるが、その人気は継続している。文系学部では、経済学部で志願者が大幅に増加した。前年から69人増の903人となった。900人超となったのは2002年度以来である。理系学部は、昨年志願者が大幅に増加した理学部がその反動から減少したものの、その他の学部では志願者が大きく増加している。なかでも工学部は約1割の志願者増となった。第2志望の選択が可能になったことも人気上昇の要因だろう。