大学入試傾向分析インタビュー 久留米大学附設高等学校・中学校
学校の特色について教えてください
設立は高校1950年、中学1969年。2005年に高校入学定員を共学化。2013年新校舎完成に伴い中学新入生から共学化と40人学級化。「国家社会に貢献しようとする、為他の気概をもった、誠実・努力の人物」を育成するという建学趣旨に基づく全人教育の姿勢は不変。
四季の美しい静かな環境の中、高水準の授業、充実した図書館など優れた学びの場を実現。生徒は伝統的に学校祭体育祭等にも全力を注ぎ、部・委員会活動にも集中して取り組む。特に福岡都市圏の通学生が多い。新幹線開通で通学圏は拡大。男子寮も学校敷地内にある。
今年の受験傾向を教えてください
文系志望の激減と理系志望でも医系志望者のみの増加は、学校として苦慮しているが、今年の医学部合格の状況は、基礎医、研究臨床医、地域医療医など、生徒のもつ堅実な医師像を反映しており、評価できる。志望に応じた特別講座や添削指導等を精力的に展開した。
強い意志を貫いて最後まで努力し、高い志望を実現した生徒は多かったが、厳しい結果もあった。本校の校内模試は、大学入試の分析に基づき、全員で出題・採点・検討し、生徒一人一人にきめ細かなアドバイスを行う。入試結果との関係を分析し、よりよい評価方法を採用している。
