2013年 東大入試傾向分析インタビュー 臨海セミナー大学受験科東大プロジェクト

今年の東大入試傾向について教えてください

2013年春、東京大学前期入試では、志願者数が募集人数の3倍に満たないため文Iの足切が行われないという珍事が発生しました。法学人気の翳りがそのまま反映された結果となり、文系受験者の志向が経済・教養学部などへ転じて一般企業の就職も考えた科類選択が行われたためでしょう。
合格最低点も特に理IIの303点(55%)を筆頭に下降傾向であり、センター90%、前期65%以上という目標を立て、得意科目を中心に地道な基礎固めを中心とした学習で臨めば合格への道が開かれチャンスが広がると言えるでしょう。
そして東大の出題傾向に沿った問題でアウトプットする実戦模試形式の「テストゼミ」などを多数受験し、緻密なシュミレーションを行うことで実力は十二分に涵養されていきます。難問への時間配分や対応法などのテクニックは経験値によって左右されるからです。多様な受験生との他流試合に勝つ、それが極意です。

さて東大では2016年度入試からセンターを併用した推薦入試の導入により後期試験の廃止が発表されました。これに従って前期試験への受験生の集中、文系の理科増加などが想定されるため、学習面の対策とともに今後も情報収集は欠かせません。

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