連載インタビュー 第2回 筑波大学附属中学校

日本最大の東大合格者数を誇る開成学園 知性・自由・質実剛健を重んじ基礎学力を養成する精神とは

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「附属」の愛称で知られる筑波大学附属中学校は、120年以上の歴史と伝統を有し、これまでに数々の名立たる著名人を輩出してきた名門校だ。日本のみならず世界で活躍する人材を育成する秘訣は何か。どのような教育を進めているのか。「強く、正しく、朗らかに」を教訓に、「生きた学び」を進める同校の特色や魅力について館副校長に伺った。

館副校長 館 潤二 副校長
1952年生まれ。国際基督教大学卒業後,15年間東京都公立中学校に勤務。
1991年より筑波大学附属中学校に勤務。
2009年より筑波大学附属中学校副校長
筑波大学非常勤講師を兼任(2002年~)
日本公民教育学会常任理事,日本社会科教育学会員,筑波大学教育学会理事,法と教育学会理事,法教育推進協議会法教育普及検討部会委員(法務省)・学習指導要領改善に関する調査研究協力者(文部科学省)などを歴任。

【第2回】生徒が能動的に学ぶ、「生きた学び」を

エデュ:通常の授業でも生徒は活発ですか。

館副校長:生徒たちが知的にいきいきと活動する場面をより多く設けるようにしています。

授業風景

たとえば、社会の授業の場合、資料や写真、実物を大事にしながら、それを見て当時の様子を考えたり、特色を読み取ったり、生徒皆が意見を出し合いまとめあげていく活動を行っています。
理科の授業では、今では実験をする学校が少なくなってきているといわれていますが、本校では実験がない日がないくらいです。植物の観察では緑豊かな校舎内を、先生が歩き回って教材になる植物探しをしています。生徒たちに見るべき、考えるべき材料を提示するように心がけているのです。

英語では、表現活動として発表する場を多く設けています。「生きた英語」を学ぶために教材は教科書だけにとどまらず、音楽や映画なども使っています。「学ぶ英語」も大事ですが「話す・聞く・表現する英語」も重視しています。

どの教科においても、いろいろな場面で能動的に学ぶ、「生きた学び」を大切にしているといえます。

⇒第3回「国内・海外で活躍している著名な卒業生との交流」

筑波大学附属中学校
筑波大学附属中学校
所在地 〒112-0012 東京都文京区大塚1-9-1
最寄駅 東京メトロ丸の内線「茗荷谷」・東京メトロ有楽町線「護国寺」
TEL 03-3945-3231
URL http://www.high-s.tsukuba.ac.jp/jhs/
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