学校特集　今、注目の九州の学校！　明治学園小学校・中学高等学校

明治学園小学校・中学高等学校は、キリスト教の価値観に根ざし、国際社会の中で「人々のために生きる人」の育成を目指すカトリックの学校です。

創立は、明治43年。安川敬一郎・松本健次郎父子によって「明治専門学校(現・九州工業大学)附属小学校」として創立されました。
そして、戦後の昭和24年にコングレガシオン・ド・ノートルダム修道会に引き継がれ、2010年には創立100周年を迎えることができました。

本学園の教育の第一の特色は、イエス・キリストの価値観に根ざした教育です。自分は神に無条件に愛されている、かけがえのない存在であることを日々子どもたちに伝えています。学園の毎日は、「主の祈り」で始まります。そして、毎時間の授業前には１分間の黙想を行って学習に入ります。

また、ミッションスクールならではの行事もあります。12月に行われる「クリスマスの集い」、高校３年生を対象にした卒業ミサなどがあります。「クリスマスの集い」では、降誕の劇や合唱などが披露され、イエス・キリストの誕生を祝います。

本学園では、カトリックの精神をもとに、高い志を持って世界で活躍できる人材を育成しようと、さまざまなプログラムを用意しています。

まず小学校の段階では、英語教育に力を入れています。Pacific Language Schoolで開発された教授法を導入し、自然な英語を聴き、話すことを重視しています。
座学だけでなく、「楽しい体験」の中から英語を学ぶことも大切であると考えており、５年生は、英語プログラムによる宿泊研修「グリーンスクール」を実施しています。
児童たちは、２泊３日の日程で、英会話を楽しんだり、レクレーションをしたりして自然に英語に触れます。体験、楽しさの中から英語を自然に身につけていきます。

中学・高校では、一貫教育の強みを生かして、さまざまな研修の機会を設けています。
中学２年生では、(1).政治・経済を学ぶこと (2).学問の中心地を肌で感じること (3).先端科学を見学すること―を目的に東京研修を行います。
３泊４日の日程で、国会議事堂や省庁、JAXA(筑波宇宙センター)、東京大学キャンパスなどを巡ります。

中学３年終了時の春休みには、アメリカ研修（選抜）も実施。ホワイトハウス、国連本部の見学のほか、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大の学生との交流も行います。

さらに高校１・２年生は、それぞれの学年終了の春休みにイギリス研修があります(選抜制)。カンタベリーホームステイとオックスフォード大学の学寮に宿泊しながら英国の文化・歴史・自然科学などを学びます。

学園では、ミッションステートメントの１つとして、学校を「卓越した学問追究の場」として位置付けています。一貫教育の利点を生かし、確かな学力を身につけるよう計画的で効率的なカリキュラムを立てています。中学高等学校では、６年間を「基礎期」「充実期」「発展期」の３期に分け、学力の向上を図ります。

さらに2009年から文科省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、理数系教育も充実させています。夏休みの課題研究では、地元資源を題材にした研究や近隣大学と連携し課題を進めていきます。中学では、地学古生物学の実習や製鉄所の見学など机上だけでなく、実習することでより理解を深めます。これまでに「北九州の地層のつながり」や北部九州最大の曽根干潟での生物の研究など、生徒の興味・関心のあるテーマを設定。テーマによっては現地に赴いたり、大学の協力を得たりして研究を進めます。

また、希望者による科学英語や物理数学の講座や、宇宙やナノテクノロジーをテーマにした講演会なども開催しています。年間を通して理数系教育に取り組み、生徒の興味・関心を高めるよう努めています。

このような多彩なプログラムにより、東京大学・京都大学の難関国立大をはじめ、早慶上智などの私立大など高い進学実績を残しています。

従来から、医学部を志望する生徒も多く、学園では、生徒の希望する大学へ進学できるよう、きめ細やかな指導を行っています。

ＪＲ鹿児島本線「戸畑」駅よりバスで約10分。学園は、都市の中心部に位置しながらも、豊かな緑で囲まれています。北九州市内だけでなく、福岡市や山口県下関市、大分県中津市など１時間程度なら通学が可能です。

学園では、もっと広く地域の方々に貢献したいと一般向けの講演会「子育て満々教育セミナー」「文化講演会」を開催しています。ぜひ、文化祭・バザー。オープンスクールなどに足を運んでいただき、学園について知っていただければと思います。