連載インタビュー 第1回 市川中学校・高等学校
inter-edu's eye
「個性の尊重と自主自立」を教育方針とする市川学園は、『独自無双の人間観』『よく見れば精神』『第三教育』の三本の柱を立て、生徒一人ひとりの個性を見つめ育て、生徒が自ら教育していくような環境づくりを行っているのが特徴だ。2003年に学園を移転し、最新施設と設備の整った新校舎にて男子校から共学校となった。国際社会のリーダーの育成に力を注いでいる市川学園について、小川校長に話を伺った。
【第1回】市川学園の教育理念と第三教育について
インターエデュ(以下、エデュ):まずは、市川学園の教育理念について教えてください。
小川校長:「個性の尊重と自主自立」を教育方針としています。これを明確に打ち出すべく、『独自無双の人間観』『よく見れば精神(一人ひとりをよく見る教育)』『第三教育(学ぶ喜びと生きる力を大切にする教育)』という三本の柱を立てています。
中でも“第三教育”を最も重視しています。“第三教育”とは、家庭で受ける親からの教育を第一教育、学校で受ける教師による教育を第二の教育と呼びます。これら二つの教育のほかに、自分で自身を教育するのが第三教育。自ら自分で生涯学んでいける力を養っていきます。
エデュ:市川学園独自の教育について教えてください。
小川校長:2009年度に文科省の理数教育重点校・スーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)の指定校となり、独自の教育“市川サイエンス”を開始しました。先進的な理数教育を実施し、国際性を育むために取り組みを行っています。
また学力と教養を養うために夏期休暇中の講習・勉強合宿・入試直前ゼミなどを行うほか、土曜講座として大学の教員や研究者、文化人を招いて講義をしてもらい、生徒の“第三教育”を支援。成果の発表会を設けることで、アウトプット能力を高めることにも繋がっており、世界に羽ばたくグローバルリーダーの育成になっています。
⇒第2回「第三教育のための充実した施設・設備と学校行事」
市川中学校・高等学校 | |
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