大注目!ミッションスクール特集
東京純心女子中学・高等学校
小規模校の特性を生かし国際社会に貢献する女性を育む
「自分がしてほしいことを他人にもする」東京純心女子中学校・高等学校は、小規模校の特性を生かしたカトリック・ミッションスクールです。生徒一人ひとりを大切にすることで、自分がして欲しいと思うことを相手にもしてあげるやさしさを実践し、物事の価値を見極める賢さを身につけると同時に、国際社会に貢献する女性を育てるために、ここ八王子滝山の地に、48年前に開校されました。
本校の原点は、長崎にあります。本学園の設置母体である長崎純心聖母会は、聖母マリアの汚れなき御心に奉献された教育修道会として、昭和9年、シスター江角ヤス先生(本学園創立者)によって長崎で始められました。長崎市への原爆投下により、一時は閉校の危機を経験しましたが、原爆で命を失った生徒たちの保護者からの強い思いに後押しされ、再起を図ることができました。以後、鹿児島など姉妹校も生まれ、昭和38年には東京純心女子学園が設立されました。
「人の役に立ちたい」と思う純心生のこころ
未曽有の大災害が尊い命を奪った東日本大震災。本校では、いち早く生徒たちの発案で、吹奏楽部による「チャリティー・ミニコンサート」を開催いたしました。開催当日は、もともと、「多摩地区で一番早いオープン・キャンパス」の予定でしたが、「自分たちのためよりも、大震災でこころの傷を負った人々のために、微力ながら、私たちにも何か出来ないだろうか?」という思いから、急遽予定を変更して開催されたのです。この日は、一人ひとりの思いが楽器に乗り移り、引き締まった充実したパフォーマンスは、会場に駆け付けて下さった大勢の皆さんの思いとともに、確実に被災地まで届いたと感じております。それは、多額の義捐金として、形にも表れたと思います。「人の痛みを感じ取り、何かの役に立ちたい」と望む子どもたちが、純心生なのです。
カトリックの教えをバックボーンとする純心生は、「将来、人の役に立ちたい」と考えています。宗教や労作の授業でこころを耕すと同時に、日々の学園生活の中で、人のためになることをさりげなく実践する機会が数多くあります。
将来の夢として、看護・医療系、薬学系に進む子どもたちが多くなっています。看護・医療系は、北里大学5名、東京慈恵会医科大学1名、聖路加看護大学2名をはじめとして、合格者数24名(現役23名)。薬学系は、慶応大学(薬)1名、東京理科大学(薬)2名、北里大学(薬)5名をはじめとして、合格者数23名(全て現役。卒業生総数は133名)でした。
子どもたちのこころを大きく育てる行事
普段の生活の中では、相手を思いやる優しい気持ちを持った生徒たちが多いと感じています。6年間、聖歌をうたい、聖書の一節を読む朝礼からはじまり、一日を振り返る黙想で終わる終礼の時間。こころを育てる毎日の小さな時間の積み重ねが、生徒たちの表情を穏やかに保ちます。
また、文化祭やスポーツ大会、クリスマス関連の行事をはじめ、施設訪問などのボランティア活動、長崎研修のような学年ごとの研修行事など、多彩な学校行事も学園生活に彩りを与えてくれます。さまざまな学校行事の中に当たり前のように入っている他者とかかわる時間が、子どもたちのこころを大きく育てることと思います。
受験生のためのクリスマスのイベント
本校では、受験生のために「クリスマス・ページェント」と題したイベントを毎年開催しています(原則として小学生・中学生の女の子とそのご家族を対象としたイベントです)。スタッフは、純心生や卒業生の有志たち。クリスマスにちなんだ劇やキャンドルサービス、バトン部やコーラス部・吹奏楽部によるステージ披露など盛りだくさんの内容です。
今年は、12月24日(月・振替休)の午前10時から正午まで、江角記念講堂にて行われます(要予約)。こころ温まるクリスマスのひとときを、純心生とともに過ごしてみませんか。
受験生へのメッセージ
最後にこれから受験される方に向けてメッセージを送りたいと思います。
純心のよいところは、すべて在校生に現れています。ぜひ、「純心のお姉さん」たちに会いに来てください。学校説明会や個別の訪問、純心祭(9月16日(日)9:00~15:00)で、身近にお話し出来ます。純心祭当日は、学校説明会(11:00~12:00)・個別入試相談(9:00~15:00)も実施いたします。なお、「生徒募集要項(願書)」も純心祭当日より無料配布いたします。是非お立ち寄りください。
京王線京王八王子駅やJR中央・横浜・八高線八王子駅(または、JR青梅線福生駅)からバスでわずかの距離に、純心はあります。明るく元気で、優しい笑顔の純心生、皆さんもきっと憧れの先輩が出来るはずです。