男子校・女子校・共学校の主張!
東京学園高等学校
1.男子校ならではの魅力を教えてください。
私学の独自性という観点から申し上げるならば、私学には様々な形態の学校が存在していて初めて独自性が成り立つと考えて居ります。
例えば、本校のような「男子校」です。
皆様は、アメリカ人のレナード・サックス氏の著書「男の子の脳、女の子の脳」という本を読まれたことが御座居ますか?
彼は、内科医であり、心理学者でもあります。この本の中で「男の子の目は動きを捉え、女の子の目は質感を捉える・・・性差は実は大人よりも子どもの方が大きく、男の子が遣る気を出す教え方と女の子が興味を持つ教え方は全く違う。男子と女子が一緒にいる教室で教えるのは、二つのクラスを同時に教えるようなものだ。」という記述が御座居ます。
この記述は、以前から私が悶々と悩んで来た問題を即解決して呉れました。本の中で脳の部位を上げた医学的事例、男子と女子の発達段階の行動差の事例などを挙げて詳細に説明して居ります。
私は女性蔑視して居るわけでは有りません。やはり教育の場では男子と女子では教え方が違うのではないかということを言いたいのです。声の出し方一つとってみても、又話し言葉一つとってみても違うと思います。
最近草食系男子だとか、肉食系女子というような言葉が流行っているようですが、今後の私達の務めは男性と女性の生来の違いを認めて育むだけの勇気と英知を持ち、同時に全ての子どもに等しい機会を与えられる社会を創り出すことではないでしょうか?
その意味で、本校では「男子校」の良さを十二分に発揮していると自負して居ります。
3.受験生に一言どうぞ!
東京学園在校生から受験生へ向けて
「男ばっかりだ…」入学した頃の僕は毎日が憂鬱な気持ちでした。朝から放課後まで男の声しか聞こえない新しい環境に、とにかく混乱する日々でした。
しかし、人間の慣れとは恐ろしく、3ヶ月もすると、男子校生活が当たり前になりました。さらに、僕が男子校に対して抱いていたイメージがいかに表面的であったかを思い知りました。
変に格好つけることもなく、失敗を恐れず行動できる、そんな飾らない生活が、僕は大好きです。