安心・安全!私学ならではの環境整備
十文字中学・高等学校
生徒が安心・安全に通えるように学校として心がけていることを教えてください。
中高の6年間は、心身ともに変化の激しい時期ですが、人生の中でもっとも著しく健やかに成長できる時期でもあります。十文字では、生徒たちが安全な環境のもとで、日々安心して過ごせるように細やかな配慮をしています。
校地は、高台にあり、地盤の固い場所で知られています。設備面でも国の定める耐震基準を満たしておりますのでご安心ください。さらに安全な新校舎(普通教室の他にカフェテリア・プール・多目的ホールなど)が2014年4月にオープンします。
正門には、常時守衛がおり、交替で人の出入りを確認しております。登校時は、車の通る場所に立ち、生徒たちの安全を確保するとともに、一人一人と挨拶を交わしています。
校舎内には広々とした吹き抜けがあり、廊下もゆったりとした空間で、教室の窓は素通しガラスで開放感に満ち溢れています。このことが健全な人間関係を築くのに大いに役立っています。こうした環境が十文字生の豊かな情操と大らかな人間性を育んでいます。
保健室の隣には、カウンセリング室があり、万一の場合に備えて、常駐している養護教諭(2名)の他に専門のカウンセラーが2名おり、生徒の強い味方となり、いつでも適切な対応ができるように準備をしています。
在校生保護者への連絡は、「Fair Cast(子ども安全連絡網)」(NTTデータシステム)を活用しており、昨年起きた「東日本大震災」の際も「安全に待機しています」「学校に宿泊させます」などのメッセージが保護者のもとへ一斉に送信されました。
安心というところで先の震災が記憶に新しいですが、備蓄や耐震化など対応を教えてください。
昨年起きた「東日本大震災」の際も、日頃の訓練が生かされ、落ち着いた対応ができました。当日は、折しも高校の「入学予定者説明会」であり、校内には入学予定者およびそのご家族約100名、部活動を行っていた在校生約300名がおりましたが、直ちに人工芝の校庭に避難、余震が収まるまで待機していただきました。交通が遮断されていることが確認された後、校内の安全を確認した上で、講堂・会議室等に移動していただき、宿泊していただきました。
まさかの際に備えて、非常食・水・毛布・簡易トイレなど、2,000名分の備蓄がありますが、当日は温かい食事をということで、おにぎり・カレーライス・雑炊などの炊き出しを行いました。後から駆けつけた教職員も含めてほぼ全員で寝ずの番をさせていただきました。後日、校長宛に感謝のお手紙を何通もいただき、恐縮いたしました。