学校特集　伝統校・新興校の魅力大紹介！　東京成徳大学深谷中学校・高等学校

東京成徳大学深谷中学校が来年４月、中高一貫校として埼玉県深谷市に開校する。「徳を成す人間の育成」を建学の精神とし、地球社会で活躍できる人間としての資質を育成。70人の少数制で一人ひとりにスポットを照らし、６年間じっくりと時間をかけてきめ細やかな指導を目指す。新たな歴史を創造する同校の魅力に迫った。

建学の精神は、「徳を成す人間の育成」です。

「徳」とは、「他者に対し、自然と善行のできる人間性や資質」であると考えています。こうした人間性や資質を育むことは、将来社会人として、他者からの強い信頼、高い評価を得られる人格の形成や生きる力の涵養にも大きく寄与するものと確信しております。

教育目標は、「おおらかな徳操、高い知性、健全な身体、勤労の精神、実行の勇気」です。国際社会の進展に貢献できる実践力に富んだ有徳有為な人物の資質の育成を期して教育活動を行っていきます。

本校は、平成25年4月に新規開校します。中高一貫制のメリットを最大限にいかしながら、建学の精神を背景に、地球社会で活躍できる人間としての資質の育成を目指していきます。中1、中2の初期段階にきちんとした生活規律と学習習慣を築き上げ、それを土台として学力や人間性・社会性を大きく伸ばしていけるのが6年一貫教育であると考えています。

また、今日の我が国が求めているのは、「国際社会という舞台に堂々と立てるグローバルな人材」です。この「グローバルな人材」とは、確かな学力や高い語学力を備えていることは勿論のこと、相手の意見に真摯に耳を傾けつつ、自分の考えや意見をしっかりと述べられるなど堂々とした議論のできる人間です。

こうした人材を育成するために、本校ではグローバル社会で必要不可欠な英語教育に力を入れます。６年という時間を有効に活用して、将来必要とされる実践的な英語力を育成します。

中学校では英検、高校ではTOEICを軸に、段階ごとに小刻みな目標を設定してそれに対応できる実力を養っていきます。中学2年生までに1200以上の語彙を習得し、全員が英検３級を取得することを目標としています。そのために、普段の授業に加えて週２回、英検対策に特化した講習を行います。

毎日の学校生活は、ネイティブ教員である専任のＡＬＴが常に生徒の身近にいる環境が実現します。授業はもちろん、学級活動や学校行事、さらには給食のときにも生徒たちはＡＬＴと行動をともにし、会話することで、英語のコミュニケーション能力を高めることができます。そのほかにも、中２でのイングリッシュキャンプ、中３でのマレーシア･シンガポールへの修学旅行など英語に関する行事も用意し、実践できる機会を多く作ります。こういった行事を通じて、英語力とともにグローバル社会でリーダーとして活躍するために必要な能力の礎を築いていきます。

本校の学習指導のポリシーに「多角的学習主義」という考え方があります。早い段階から農業体験や最先端技術の見学などさまざまな経験を通して、生徒の学習意欲を刺激したいと考えています。授業も座学だけでなく、「体験」を通した学習もあります。新校舎には中学校専用の理科教室を設け、週１回は実験を行うようにします。実験を通して、科学への興味関心を育みたいと考えています。

来春、いよいよ本校はスタートを踏み出します。「一期生」はたった一度きりです。その「一期生」になり、新たな歴史を皆さんと創っていきましょう！

中学１年生の担任に米良教諭を予定しています。そこで米良先生の、担任としての意気込みを紹介します。

「いまから二十数年前。現在の特進コースの前身である文科進学コース一期生として、東京成徳大学深谷高等学校に入学しました。入学するまでは、とにかく勉強嫌いだった私が第一希望の大学に合格することができたのも、またこうして一教師として母校に帰ってくることができたのも、熱意あふれる先生方に支えられてきたからこそだと思っています。

一期生の強みは、学校の新しい歴史を創ることができるところにあると思います。一期生一人ひとりの思いや行動が、後輩たちに影響を与え、この東京成徳大学深谷中学校を創っていくのです。一期生の私が、母校に帰ってきたからこそできることがあると思います。『特別な一人』として入学して来る生徒のみなさんと、東京成徳大学深谷中学校の歴史を創っていきたいと考えています。」

米良先生をはじめ、胸を張って自慢できる教員スタッフがそろいました。全員、一期生が入ってくることをとても楽しみにしながら準備に励んでいます。本校の新しい歴史を一緒に創りませんか。