伝統校・新興校の魅力大紹介!
「高校普通科新ステージ」としての「新渡戸文化高等学校」
今から85年前のお話
女性の社会的地位がまだ低かった時代、法学者・森本厚吉は理想的な女子教育を実現しようと学校を設立。その時、森本が初代校長に就任を依頼したのが恩師である新渡戸稲造。新渡戸文化の歴史はここから始まります。
「Sense of Proportion」(違いを認め合い、相手を思いやる心)
「人間は生まれ育った環境が違うのだから、一人ひとり、ものの見方や考え方が違います。その違いを認め合い、受け入れられる寛い心が大切。これが国際的感性です。」
これを教育の基本にすえ、更に創立者・森本厚吉が具体的に実現するために掲げた目標が
「3H精神」(活らく頭(知識)…Head・勤しむ双手(体験)…Hands・寛き心(寛容)…Heart)です。
そこで、新渡戸文化高等学校ではこの2つの理念のもと、更に社会貢献できる力を身につけるキャリア教育に力をいれるべく2013年度より「キャリアデザインコース」と「医療系デザインコース」にコースを再編します。
大学に入ってから自分のやりたいことをゆっくり探そうとか、有名大学だから就職はなんとかなるだとうとか、そのような考えは通用しない時代。
高校のうちに、大学卒業後の職業や人生をしっかり考え、自分の得意なものを更に伸ばし、世の中に出る準備をしなくてはなりません。
義務教育で身につけるべき事を高校に先延ばししている小学校・中学校、大学に入ってから進路を決めればいいと偏差値と進学競争に明け暮れる高等学校普通科、勉強しない学生を抱え込み専門教育も社会人準備教育も完成させられない大学。
そんな状況を踏まえ、受験競争に明け暮れるのではなく、大人として必要なことをしっかり勉強しておきましょう、というのが今回のコース再編の大きな理由です。
キャリアデザインコース
「人生や職業の軌跡全体」をキャリアといいます。それを生徒自らの手でデザイン(企画・設計)し、その力を身につけようというコースを全国に先駆けて新設します。
自分の得意を見つけ、自立し、これぞ自分というオンリーワンを持ち社会に貢献しているあなたの未来像。
キャリア教育を「科目」群として開設するところが、他の普通高校とは異なる新渡戸文化高校独自の特徴。授業時間を45分授業にし7時間目を設けることで「キャリアデザイン」「ホスピタリティ」その他実習や体験を取り入れた演習科目を充実させました。
医療系進学コース
今後の日本社会は看護・医療系に従事する人口が益々求められます。「医療系進学コース」は将来医師や看護師、歯科衛生士、臨床検査技師、薬剤師など医療界で社会貢献したい人達向けのコースです。
医療に関する「キャリアデザイン」教育をするところに本コースの特色があります。
カリキュラムは「医療系キャリアデザイン科目群」と「医療系進学プログラム」から構成されます。チーム医療の現代、まずは、医療の世界とはどんなところなのか、どんな心構えが必要なのか等の、医療に関するキャリアデザインから勉強を始めましょう。