おすすめ学校 大学合格実績&紹介 灘中学校・灘高等学校
●学校の紹介
本校は昭和2年10月24日、灘五郷の酒造家両嘉納家及び山邑家の篤志を受けて旧制灘中学校として創立されました。創立に当たっては、嘉納家の親戚で、当時東京高等師範学校(現筑波大学)校長兼講道館館長であった嘉納治五郎先生を顧問に迎え、校是にも柔道の精神『精力善用』『自他共栄』を採り翌3年に開校しました。以来柔道は本校の校技として、現在も中1から高1まで週1時間の必修授業が行われています。
戦後、本校は旧制中学の優れたところを引き継ぐべく、中高6年一貫教育の灘中学校・高等学校として再出発し、当時全国レベルにあったスポーツに加えて、学業でも全国屈指の進学校へと躍進を遂げてきました。進学成績ばかりが注目される現在においても、体育系のクラブ・同好会が16もあり、旺盛な活動を行っています。
平成11年の学校教育法改正以降は、正式に併設型中学校・高等学校を名乗り、それまで築き上げてきた中高6年一貫教育を名実共に充実させ、中高6年完全一貫教育を標榜するようになりました。「完全」を敢えて挿入することで、生徒諸君が中学に入学した時に、教員の方も7~8人の担任団を編成し、その担任団がひとつのチームとして6年間ずっと持ち上がることを明確にしたのです。これにより教育内容に一貫性が保たれるだけでなく、生活指導もきめ細かく時間をかけて行えるのです。
本校の魅力は、集まってきた生徒諸君とその学年の担団に配属された教員たちのひとりひとりの個性が交じり合い、融合して他の学年とは違ったカラーが出来上がっていくことです。時に、灘校には6つの学校があると言われる所以ですし、本校が学年200名そこそこの規模を保っているのも、この学年団のシステムを有効に生かすために他なりません。
本校に入学してくる生徒たちは、皆極めて個性的です。教員たちはその個性を摘み取るのではなく、その個性を伸ばしていける環境を作りあげ、守っていくことを使命としています。そのことが結果的に、創立以来のリベラルな校風と学問への高い志を持った質の高い教育の実現に繋がっています。
●進学実績
本年度大学合格者数(3月23日現在判明分)
東京大学 98名(現役81 名 過年度生17名)内 理科Ⅲ類16名
京都大学 34名(現役25名 過年度生9名) 内 医学部22名
その他 国公立大学医学部 35名