おすすめ学校 大学合格実績&紹介 洛南高等学校・洛南高等学校附属中学校
●今年度大学合格実績に関して
今年度の卒業生は、附属中学校が共学化しての第1期生ということもあり、校内的にも注目されまた期待された学年でありました。近隣府県の公立高校がそろって進学指導強化・実績台頭する中、京都大学では現役合格生増加、全体としても昨年度並みの結果を残すことができ、我々としても安堵しているところです。
従来の学年では文系の比率が他校に比べ比較的高かったのですが、今年度卒業生は当初より理系志望者が多く、さらに震災後の影響もあってでしょうか、上位層が東京大学ではなく地元国公立大医学部を志望する傾向が顕著で、東京大学は志望者自体が半減する入試となり、また関西圏では医学部進学熱が非常に高く、苦戦とはなったものの、阪大や神大、地方国医を含め生徒たちはよく健闘してくれたと思います。
本校は空海弘法大師を学祖として仰ぎ、仏教精神に基づいて、生徒たちには、規律正しい生活、勤勉に努める姿勢を旨として学校生活を送ってもらっています。一方、各種クラスマッチをはじめ、学校行事に対する熱の入れようは半端ではなく、体育祭・文化祭は一大イベントとして大変盛り上がりを見せます。勉学に限らず何事にも一生懸命全力で当たり経験を深めてほしい、また、クラス・学年・学校が一致団結して事に臨んでほしいという我々の願いに沿って、生徒たちは、たくましく朗らかで温かい人へと成長していきます。
今年度卒業生も、私立大学入試が本格化し自宅学習期間となる2月に、9月の体育祭でリーダーシップを発揮した生徒たちが中心となり、生徒主導で直前期の特別授業が編成されたりするなど、お互い最後まで励まし合い支え合いながら大学入試に立ち向かってくれました。学校として何よりも嬉しく、また彼ら彼女らの将来を心強く頼もしく感じています。
こうした生徒たちの成長を糧に、今後も毅然と本校教育の芯を保って、「力」のある人を一人でも多く、未来に世界に送り出していけるよう努力してまいりたいと思います。